従来のウェルポイント工法問題点 設備にかかる大きな費用と手間、さらに作業の中断も発生する

問題点1 機材が大掛かりのため設備にかかる設置費用と手間が大きい

6つの機材がすべて必要
ウェルポイント工法をおこなうには、通常は6つの機材が必要

従来のウェルポンプ機材はヒューガルポンプ、バキュームポンプ、セパレータタンク、打ち込み用ポンプの一式が必要で、大型機械が主でした。ウェルポイント工法には、別途揚水を入れるノッチタンク、打ち込み時のジェット水用の貯水タンクも配置する必要があり、施工に必要な機材は大がかりです。

問題点2 ヘッダー管を地上で配管する必要から揚水を始める前の施工に時間がかかる

タンク・ポンプから各揚水箇所へ配するライザー管を接続するヘッダー管など、設備の準備施工が必要で揚水を始める前に、前日から時間を費やす場合もありました。

問題点3 揚水機能がマヒするトラブルの発生

揚水中にエアを吸って真空度が下がり揚水機能がマヒして作業が中断することもあるため、管理作業者が必要でした。

全ての問題を簡易ウェルポンプ(エンジン式)ムルポンVは解決します!

一体構造で設置が簡単、時間短縮・工事費削減

4つの機材を、1台の機能に集約
4つの機材を、1台の機能に集約

簡易ウェルポイントポンプは、ヒューガルポンプ、バキュームポンプ、セパレータタンク、打ち込み用ポンプが一体化。地下水を確実に吸い取り、地下水位を低下させるウェル機能とライザー管打ち込みをおこなうジェット水噴射機能がコンパクトにまとまった一体構造です。ジェット水噴射機能は建設機械の洗浄や散水にも役立ちます。

  • 4つの機材を、1台の機能に集約
    吸水吐出
  • 4つの機材を、1台の機能に集約
    ジェット水噴射

高圧ジェットポンプと同程度のコンパクトさで優れた可搬性

狭い作業場所でも安心して使える

ポンプ、タンクがコンパクトにまとまった構造で、狭い場所での施工にも対応。作業スペースが少なく済み、安全です。さらに、キャスター付で現場への持ち込みが楽におこなえます。

重量50kgで人力で積み降ろしも可能
トラックに余裕をもって積み込める

ヘッダー管など地上へ配管する必要がない

ポンプとライザー管はホースで接続するだけ。ヘッダー管など地上へ配管する必要がなく、簡単に設置ができ、設備に費やされる時間短縮・工事費用を削減します。

簡単操作で常時安定、工事が中断しない

日本ムール特許技術により、特殊タンク機能で水と空気を分離して吐出し、タンクに砂・空気が充満しません。揚水時にエアの吸込みがあっても運転中の真空度を保ち、連続高揚水で低下水位の安定を実現します。大水量と小水量にかかわらず、揚水量が変動せず、難しいエアの調整作業の必要もありません。また、逆流防止弁付きで、ポンプを止めても水が落ちず、再度運転するとすぐに揚がります。

揚水開始が早い

日本ムール特許技術により、運転開始後、瞬時に真空度があがる構造です。
地下水位の低下がとても早く、施工時間短縮につながります。

ウェルポイント工法からドライワークによる土木工事にも幅広く活用

ウェルポイント工法で期待できる効果

  • 1.地下水位の低下
  • 2.土のせん断強度増加
  • 3.地盤強度の増加
  • 4.軟弱地盤改良の圧密促進効果
  • 5.土留工事の簡素化・安全・工期短縮・工事費削減

液状化対策(家屋沈下修正・耐圧版工法ジャッキアップ・曳家)の事前付帯工事や地中汚染物の除去にも使用されています。

簡易ウェルポンプ(エンジン式) ムルポンV使用前
自然水位

簡易ウェルポンプ(エンジン式) ムルポンV使用後
水位低下

浄化槽埋設工事

自然地下水位 揚水開始前
自然地下水位 揚水開始前

揚水後 地下水位低下
地下水位低下

地下水位低下後 浄化槽埋設
浄化槽埋設

電気工事

自然水位
自然水位

機械設置・ポイント打設
機械設置・ポイント打設

電気配管用BOX設置
電気配管用BOX設置

推進工事

自然水位
自然水位

立坑内
立坑内

推進工事

立坑内地下水位低下
立坑内地下水位低下

家屋沈下修正工事・地盤補強・軟弱地対策

家屋沈下修正工事・軟弱地盤対策
家屋沈下修正工事・軟弱地盤対策

アンダーピーニング工法
アンダーピーニング工法

耐圧版工法
耐圧版工法

ポイントジャッキ工法
ポイントジャッキ工法

水道・ガス管・ケーブル線・電話線など埋設

管埋設工事
管埋設工事

管埋設工事
マンホール埋設工事

そのほかにも多くの工事に活躍します

  • 地盤浄化工法
  • 電気(建柱)工事
  • 通信基地局送電線の鉄塔基礎工事
  • ボックスカルバート埋設工事
  • 地下水汲み上げ(飲用以外)
  • 汚染された地下水(ベンゼンなど)の除去
  • 汚染土壌の浄化
    (地中に浸透した有害物質除去など)

使い方も簡単!ライザー管打ち込みから揚水作業の流れ

水噴射打設・揚水(ウェル)両方の役目をします。メインバルブの開閉のみで簡単に切り替わります。

  • 準備

    全てのバルブを閉めた状態にします。
    メイン吸水口のキャップを取り外し、カップリングを取り付け、吸水用ホースを貯水タンクへ接続します。
    打込用ホースをジェット水吐出口からライザー管へ接続します。
    排水用ホースを排水口に接続し、貯水タンクもしくはノッチタンクへつなぎます。
    貯水タンクに水を貯めます。300~500リットルで約3~5本の打ち込みができます。
    (現場土質により違います)
  • ライザー管打込み開始

    作業員は2名体制で、1名がライザー管打ち込み、1名がポンプのエンジン操作とバルブ操作をおこないます。
    メインバルブは、圧力を逃すため少し開いた状態にします。
    ポンプの操作担当者がエンジンをかけ、ジェット水吐出口のバルブを開き、噴射水確認後、ライザー管担当者が打ち込みします。
    ジェット水の水圧調整はメインバルブの開閉でおこないます。
    打ち込みの際、貯水タンク内の水が無くなる場合は、打ち込み作業から揚水作業に切り替え、揚水した水を補給受水タンクに補給します。
  • ライザー管打ち込み完了

    計画掘削床より0.4~0.6m下まで打ち込み、その位置で5~15秒水を噴射した状態にします。この作業をすることにより、ウエルポイントの周りに粗砂(砕石)が集まりストレーナーの状態になります。
    これで目詰まりする事がなく、揚水量が確保され、スムーズな打ち込みが可能です。力を入れなくてもスイスイと入っていきます。 ライザー管は同一深さまで打ち込みます。
  • ライザー管打ち込み完了

    ライザー管から打込用ホースを取り外し、ウェル用ホースを吸水口に接続します。
    メイン吸水口のカップリングを取り外し、キャップを取り付けます。
    メインバルブ、リリースバルブを開けます。
    運転を開始します。
    吸水口のバルブを1本ずつ開けます。吐出水は貯水タンクに補充またはノッチタンクを通して排水溝に放流します。

微細粒土砂の場合の目詰まり回避

微細粒土質でポンプ内に砂を取り込まないためには、砂利を利用してポイント周りにストレーナーを作ると目詰まりを回避し、揚水量を確保することができます。

1.砂利を置いて水噴射

打ち込み箇所に砂利などを置き水噴射で打設します。砂利が打設孔に落ちていくと、微細粒砂は水噴射により立坑外へ出ます。また、軽いのでポイント周りから逃げます。

2.安定するまで連続噴射

計画深さで20秒ほど噴射し続けてください。ポイント周りの微細粒砂・砂利が安定するとポイント周りに砂利のフィルターができ、目詰まりや砂の吸い込みを防ぎます。

スムーズな揚水は多くの現場で好評です

建設工事業者様

推進工法の試し掘りで活用。大量の水を抜くことが出来た。

推進工法の現場で、試し掘りの際に水、砂が大量に出てしまいました。トレンチで囲って対処しようとしたが、問題解決になりませんでした。
そこで、簡易ウェルポンプ(エンジン式) ムルポンVを使ってみたところ、ほぼ水を抜くことができ、解決に役立ちました。ライザー管も打ち込みやすかったです。

管工事業者様

モーター式の簡易ウェルポンプで揚水が間に合わない現場で活用

埋め立て地での水道管更新工事でした。河川に近いために地下からの水が大量でモーター式の簡易ウェルポンプでは揚水量が間に合わず、工事に遅れが出ていました。
ジェット機能でライザー管打ち込み後にポイント周辺の土をふかして、詰まらず順調にできました。積み降ろしや移動も楽でした。

浄化槽設置業者様

土壁崩落が減り、浄化槽底面より下に水が減るため作業がしやすい

住宅用浄化槽を砂地で設置をする際、土止めをして水中ポンプで排水処理をしても、水浸しの中で作業しなければならないのが問題でした。
簡易ウェルポンプで揚水すれば、土壁崩落が減り、浄化槽底面より下に水が減るため作業がしやすくなりました。砂地での工事でも心強いです。

ポンプとウェルポイントの相乗効果で大揚水量のスムーズな揚水が実現

簡易ウェルポンプ(エンジン式)ムルポンV 簡易ウェルポンプ(エンジン式)用ウェルポイント

活用はレンタルがオススメ

レンタルで効率的な経営

  • レンタル料は全額費用処理できるため、コストの平準化が図れて節税効果も期待できます。
  • レンタルは完全なオフバランス処理ができ、資産圧縮による財務指標の悪化を防ぎます。
  • 現場ごとの経費が明らかになり、原価管理が容易になります。
  • 資産管理が不要なため、減価償却計算や税金申告など事務処理を簡素化できます。

レンタルで柔軟に対応

  • 現場に応じた期間・台数・機種を選定できます。勿論、いつでも変更・返却できます。
  • 常にメンテナンスされた商品をご利用できます。
  • 例えば、ご購入前にレンタルで試されてはいかがでしょうか?

レンタルでコスト削減

  • 不稼働時期の保管場所やメンテナンス費用が削減できます。
  • 保有機械を適正台数にして、ピーク時にレンタルで対応すればコスト削減できます。

レントなら

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