寒中コンクリート給熱養生シート コンガード
冬期のコンクリート打設において、コンクリートが初期凍害をうけないよう初期養生を十分にしなければなりません。コンクリートの温度を5℃以上に保つことによって強度が著しく遅延せず、ひび割れや残留変形を防止することができます。
コンガードは、コンクリート養生がフィルムヒーターによる加熱で、安全に効率よくおこなえる給熱養生シートです。
今までの冬期の寒中コンクリート給熱養生は、これまで練炭やジェットヒーターが用いられ、一酸化炭素中毒や火災による事故が多発していました。コンガートは火を使わず、電気を熱源とする発熱フィルムを使用して加熱するため、安全です。

外気温-10℃前後でコンクリート温度+10℃以上の安定した保温力を発揮。
面全体が発熱するフィルムヒーターで、温度にムラがない。それにプラス遠赤外線効果があります。
一枚のサイズは1m×1.8m。
タテ・ヨコ連結自由自在、大面積での使用も可能です。
AC100Vでは15Aのコンセントより6枚連結、中継BOXで36枚連結できます。

電源は、仮設電気・小型発電機・大型発電機などのAC100Vおよび、中継BOXの使用により三相200Vが使用できます。
通電確認用防水プラグカバーを装備しており、1枚使用、連結使用、どの場合でも末端に取り付けにより、赤ランプが点灯し通電の確認ができます。
- 表面はポリエチレンUVカットシート使用で耐久性に優れ、丈夫で長持ちです。
- コンクリートが付着した場合は水洗いができます。
- シート形状で筒状にしてすぐ運べるので施工・運搬・撤去が早くおこなえます。
- 傾斜がある構造物でもしっかり固定できるよう合計16個の取り付け用ハトメ孔もあります。
取付用ハトメ孔
コンクリート打設
構造物に直接設置
熱を逃さないよう
ブルーシートで覆う
養生後筒状にして撤去
(折りたたみ不可)
集水桝
擁壁
境界ブロック
橋梁改良工事
ダム放水口修繕工事
均しコンクリート
仕様表
商品コード | 287955 |
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商品名 | 電熱養生シート |
メーカー | リバーストン |
型式 | KYS-2A-2 |
定格電圧 (V) | AC100/三相200(中継BOX使用) |
定格周波数 (Hz) | 50/60 |
消費電力 (Wh) | 200 |
寸法 L×W×t (mm) | 1,800×1,000×10 |
重量 (kg) | 2.5 |
防水コネクター | 2P 15A |
表面材質 | ポリエチレン(UV) |
発熱フィルム材質 | ポリエステル |
断熱材材質 | 発泡ウレタン |
※レントのレンタル機種と異なる機種の試験結果です。使用効果の目安としてご覧ください。





試験期間:9月7日間・・・20℃、11月7日間・・・10℃
使用製品:KYS-3A-3 (消費電力350Wh )
- 試験内容:
- 90cm×90cm×90cmの木製桝に、コンクリイートテストピースを3本入れ、コンガードを載せ、ブルーシートで覆った状態で、-10℃と-20℃の冷凍庫の中に入れ、桝の内部温度を測定。
- 内部温度について:
- -10℃:平均外部温度は-8℃前後だが桝の内部温度は+12℃前後の結果が出た。
養生温度としては十分な温度である。 - -20℃:平均外部温度は-19℃で桝の内部温度は+8℃であった。
しかし、常に-18℃以下の環境での温度としては十分だと思われる。 - 圧縮強度について:
- 過去の現場養生のデータから、外気温度が+10℃の場合は9~10N/mm2程度基準のため試験結果に問題無しと思われる。このときの材齢28日の圧縮強度も予び強度以上であった。

試験期間:2月6日間
試験場所:山形県寒河江市 屋外
使用製品:KYS-3A-3
- 試験内容:
- 40cm×40cm×20cmのコンクリートを2個打設し片方にはコンガードで給熱養生をおこない、もう一つはブルーシートで覆った状態で加熱はしない場合のコンクリート温度とその時の外気温度を測定比較した。
- 結果:
- 平均外気温度-6℃の環境で、ブルーシートだけの場合は昼間の気温の高い時間帯を除き、ほとんど0℃を下回った。コンガードを使用した場合は養生開始時を除き+10℃以上を維持した。
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商品コード | 商品名 |
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245040 | 電熱養生シート中継BOX |