運転者および機械周辺作業者の聴覚を確保し、安全性や効率の向上に貢献します。
夜間工事、住宅街、学校、病院周辺などへの配慮に適しています。
国土交通省が規定した低騒音型建設機械の騒音基準値 (該当機種の場合101dB) から、さらに6dB減じた値を下回る騒音の測定値を得ています。騒音の低減により、施工現場周辺へ配慮した施工がおこなえます。
掲載機種は、平成18年施行のオフロード法(特定特殊自動車排出ガス規制等に関する法律)に適合しています。
直径1,620mmの採用
均一で優れた締め固め効果を保証する前後輪同径・同線圧
施工時間を短縮できる転圧幅2,100mmの採用
前後輪のオーバーラップ量は左右各50mmとなります。
通常の作業時は、前後進レバーで静油圧ブレーキが作動します。緊急時は、ブレーキペダルで静油圧ブレーキと機械式湿式多板ブレーキが同時に作動します。
駐車時は、パネルの駐車ボタンで機械式湿式多板ブレーキが作動します。
エンジンストール時には、機械式湿式多板ブレーキが作動する安全システムです。
ブレーキペダルを踏むと前後進レバーが中立位置に戻るように連動しています。
前後進レバーが中立時のみエンジン始動するインターロック機構を
標準装備。誤操作を防止します
運転席から車両端部より前後1mの地点で高さ1m以下を目視確認できます。作業現場での安全性を確保しています。
※前方および後方視界は1mの高さで各々車両前後端部より約
60cm以内の位置が確認できます。
走行は油圧駆動方式のHSTを採用。スムーズで滑らかな変速・発信・停止ができ、高品質な転圧作業が可能です。
HST(Hydro Static Transmission) :
油圧ポンプと油圧モータを組み合わせた油圧駆動の走行方式。速度息が広く、走行負荷に応じてエンジン出力を最大に活用して、力と車速を自動的に調整するため、加速や減速がスムーズにできます。
直径1,640mmの大型鉄輪の採用で合材の押し出しを低減。
仕上がり面がよりきれいになります。
車体がまっすぐになると、直進インジケータランプが点滅します。
直進転圧作業や倉庫入れなどに便利です。
散水間欠タイマに加え、走行レバーが中立時に散水を停止させる
「走行連動スイッチ」を装備しています。
散水のしすぎによる合材の過冷却防止と節水に効果があります。
サスペンションの固さが調節でき、長時間の作業でもオペレーターの負担を軽減します。
大容量の散水タンクを採用。さらに大型の給水口が2カ所装備されているので、給水の際の利便性もよいです。
車体の3か所に大型道具箱を装備しました。
中央部はキー付の構造です。
パーキングブレーキと連動して作動するゲートロックレバーを装備しています。
ゲートロックレバー『開』:
乗降時の位置。左右のゲートロックレバーのどちらか一方でも『開』位置であればパーキングブレーキが作動します。
ゲートロックレバー『閉』:
運転時の位置。パーキングブレーキを解除します。ゲートロックレバーが左右とも『閉』位置でのみ、パーキングブレーキが解除されます。
パーキングブレーキスイッチを掛け忘れても(OFFの状態)、ゲートロックレバーが『開』:乗降時の位置にある状態では、走行できない二重の安全機構です。
ゲートロックレバー |
開 |
閉 |
パーキングブレーキ |
作動 |
解除 |
走行 |
不可 |
可 |
後方の人物や障害物を赤外線センサで検知し、ブザーと回転灯で知らせる安全補助装置です。
前後進レバーを後進「R」にいれると常時作動し、近寄ってくる作業者に注意を促します。
欧州視界基準をクリア。機械の前後1m離れた位置にある高さ1mの物体が運転席から視認できます。作業現場での安全性をさらに高めます。
※ アイポイントはISO規格
欧州視界基準とは安全に対して先進的な考え方を持つ欧州での保険に関する基準です。
ニュートラルエンジンスタート機構
エンジンはパーキングブレーキスイッチが「ON」および前後進レバーが「N(中立)」位置でのみ始動します。
パーキング機構
エンジンはパーキングブレーキスイッチが「ON」および前後進レバーが「N(中立)」位置でのみ始動します。
階段になだらかな傾斜を付けた「ヒューマンステップ」を採用。運転席まで伸ばされたロングハンドガイドと相まって、乗り降りが楽にできます。
ガスダンパによるサポートで、折りたたみ操作が容易にできます。
折りたたみ時全高:2,610mm
作業時全高:3,150mm
駐機時のいたずらを防止するとともに、紫外線やほこりなどからモニタ・スイッチ類を保護します。モニタカバーはかぎの取り付けが可能です。
仕様表
商品コード |
171621 |
171551 |
商品名 |
R2マカダムローラー3次排ガス対策機 |
マカダムローラー3次排ガス対策機 |
メーカー |
酒井重工業 |
日立建機 |
メーカー名称 |
舗装用締め固め機械 ロードローラ(マカダムローラ) |
マカダムローラ |
型式 |
R2-2(キャノピ仕様) |
CS125-3(キャノピ仕様) |
質量 (kg) |
運転質量 |
9,980 |
10,155 |
機械質量 |
9,300 |
9,430 |
水バラスト質量 |
― |
670 |
運転質量時の前軸質量/後軸質量 |
4,880/5,100 |
4,975/5,180 |
性能 |
走行速度(前後進共) (km/h) |
Lo(低速) |
8 |
7 |
Hi(高速) |
16 |
15 |
運転質量線圧 (N/cm[kgf/cm]) |
前輪 |
435[44.4] |
462[47.1] |
後輪 |
455[46.4] |
443[45.2] |
機械質量線圧 (N/cm[kgf/cm]) |
前輪 |
― |
437[44.6] |
後輪 |
― |
403[41.1] |
最小回転半径 (m) |
6.3 |
6.2 |
登坂能力(作業質量時) (%[度]) |
47[25] |
47[25] |
締め固め幅 |
2,100 |
2,100 |
オーバーラップ |
― |
50 |
寸法 (mm) |
全長 |
A |
5,020 |
5,040 |
全幅 |
B |
2,100 |
2,100 |
全高 [キャノピ折りたたみ時] |
C[D] |
3,060[2,595] |
3,150[2,610] |
軸距 |
E |
3,400 |
3,400 |
ロール径[半径] |
前 |
φF[G] |
1,620[810] |
1,640[820] |
後 |
φH[ I ] |
1,620[810] |
1,640[820] |
ロール幅 |
前 |
J |
550 |
550 |
後 |
K |
1,100 |
1,100 |
最低地上高 |
M |
340 |
300 |
カーブクリアランス |
∞ |
― |
サイドクリアランス |
0 |
― |
ロール |
個数 |
前 |
2 |
2 |
後 |
1 |
1 |
エンジン |
定格出力 (kW[PS]/min-1) |
54.6[74.2]/2,200 |
53.7[73.0]/2,200 |
総行程容積 (L) |
3,331 |
3,331 |
蓄電池 (V[V/Ah×個]) |
12[12/72×1] |
― |
充電発電機 (V/A) |
12/80 |
― |
動力 伝達装置 |
変速機・差動機 |
静油圧変速式2段 |
静油圧変速式2段 |
減速装置 |
― |
遊星平歯車式減速機 |
駆動方式 |
走行モータにて駆動 |
― |
駆動輪 |
全輪 |
― |
制動装置 |
作業ブレーキ(通常時) |
静油圧(HST)ブレーキ/前後進レバー |
静油圧式ブレーキ |
走行ブレーキ(緊急時) |
静油圧(HST)ブレーキ+ 機械式湿式多板式ブレーキ /ブレーキペダル |
― |
駐車ブレーキ(駐車時) |
機械式湿式多板ブレーキ /パネルボタン |
湿式多板型(ネガティブ作動式) |
操向装置 |
形式 |
静油圧式 (アーティキュレート式-揺動併用) |
全油圧式 |
操舵角/揺動角 ±(°) |
36/5.3 |
― |
散水装置 |
― |
電動水ポンプ(ダイヤフラム式) |
タンク容量 (L) |
燃料タンク(軽油) |
100 |
120 |
散水タンク |
680 |
670 |
低騒音指定状況 |
超低 |
超低 |
排ガス指定状況 |
オフロード(2006年基準) |
オフロード(2006年基準) |
寸法図