アンカー工事の騒音問題に。
学校・病院・オフィスビルなどの改修・補修工事時の「居ながら施工」に最適。
アンカー下穴あけ工事はハンマドリル・振動ドリルでの施工が一般的です。
しかし、コンクリートの壁に打撃や振動を与えて作業するため、衝撃が強く、躯体伝播音と呼ばれる躯体自体の振動音が、現場付近の住民・作業者を悩ませてきました。
その問題を解消できるのが、乾式静音ドリルです。
乾式静音ドリルは、打撃をおこなわないため、コンクリートの壁にかかる衝撃が激減し、躯体伝播音を低減させることができます。
騒音値比較
dB |
場面例 |
100 |
電車が通る時のガードの下 |
90 |
騒々しい工場の中、どなり声、大声による独唱 |
80 |
地下鉄の車内、交通量の多い道路、電話が聞こえない |
70 |
騒々しい事務所の中、騒々しい街頭、電話のベル |
60 |
静かな乗用車、普通の会話 |
50 |
静かな事務所、エアコン最大運転時 |
40 |
静かな住宅地の昼、市内の深夜、図書館 |
※ 実際の現場コンクリートにて測定。
築44年5階建て商業ビル 穴径12.5mm 穴深さ30mm 2階床面穿孔を3階にて測定
(測定条件:A特性 穿孔開始5秒後から3秒間の等価騒音レベルを測定)
職人がダイヤモンドドリルで穿孔中におこなう動作を、機械が自動的におこなう機能です。
穿孔時に”ぐっと押し付けたり”ときどき”少し力を抜いたり”というポンピング穿孔を、2個の半月状の”おもり”が回転して、実現します。
高速モードで穿孔した場合、パワーサポートシステムにより、通常ハンマドリルで穿孔した時と同等のスピードで作業することができます。
さらに、高速モードの場合も、ハンマドリル使用時の半分の騒音に抑えることができます。(騒音値比較グラフ参照)
φ12.5mm/穿孔速度比較
※ 実際の現場コンクリートにて測定
築44年5階建て商業ビル 穴径12.5mm 穴深さ30mm 2階床面穿孔を3階にて測定
打撃なしの穿孔をすると、摩擦でビットが発熱し、焼き付きを起こしてしまいます。
この現象を避けるため、他社の低騒音ドリルでは、水・ガスなどの冷却装置を同時に使用します。
乾式静音ドリルは、パワーサポートシステムを装備し、押し付け力を逃してビットの発熱を抑制しています。
そのため、水などによる冷却が不要になりました。
給水装置やタンクを一緒に持ち運ぶ必要が無いので、移動もラクラクおこなえます。
高速8,000回転/分と、静音4,000回転/分の切替式
(通常のハンマドリルは1,000回転/分 前後)
天井裏などの暗い現場でも穿孔位置がはっきりわかります。
集塵機に接続可能です。
深さ調整に便利です。
仕様表
商品コード |
232369 |
商品名 |
乾式静音ドリル |
メーカー |
マックス |
メーカー名称 |
交流式乾式静音ドリル |
型式 |
DS-181D |
電源 |
AC100V 50/60Hz |
消費電力 (W) |
1,060 (11A) |
回転数 (回転/分) |
高速モード:8,000 静音モード:4,000 |
穿孔能力 |
対象材 |
コンクリート、モルタル、(軟質タイル) |
刃先径 (mm) |
10.0・10.5・12.0・12.5・12.7・14.5・16.5・18.0 |
有効長 (mm) |
100 |
絶縁構造 |
二重絶縁 |
ライト |
白色LED |
本体寸法:L×H×W (mm) |
380×160×91 |
本体質量 (kg) |
3.5 |
付属品 |
サイドハンドル、深さゲージ、集じんカップ、スパナ(ビット取付用)×4本 砥石(ビット目出し用)、キャリングケース |
使用上の注意
- デッキプレート、鉄筋、磁器質などの硬質タイルは、穿孔できません。
- 穿孔中、鉄筋などに当たってビットに焼き付きが発生した場合は、付属の砥石で目出しをおこなってください。