コンクリート構造物への削孔は従来、ハンマードリルや削岩機が用いられてきました。
しかし、ドリルビットを回転・打撃させ、コンクリートを砕いて穴をあける作業のため振動・騒音が伴い、作業時間の制約が発生したり、防音対策が必要でした。
また、ハンマードリルによる削孔は粉塵が発生し、作業環境や周囲環境へ飛散する問題がありました。
コアドリルとリサイクルユニットを利用した湿式削孔では、これらの問題を解決し、効率の良い削孔作業をおこないます。

湿式削孔では、給水しながら穴あけするため粉塵が飛散せず、周囲の環境に配慮することができます。
作業箇所周辺をシートやテープで養生する必要がなく、手間を削減。
飛び散った粉じんを清掃する必要もなく、作業時間も短縮できます。

湿式でコア削孔する場合、ホースを使用した給水は時間がかかり、現場によって困難な場合があります。また、手動水ポンプは限られた水の供給であり、生産的ではありません。
リサイクルユニットを併用した湿式工法では、水を供給しコンクリート粉をノロに変えて回収し、フィルターによりノロと水を分離し、水を循環利用します。
そのため、現場での水の心配が不要です。

コアビットを高速で偏心回転させる「トップスピン」機構を採用。
ハンマードリルとダイヤモンドコアドリルの利点を兼ね備え、振動や騒音を低減したコア削孔が可能です。

コアドリルによる湿式穿孔の工法では、コンクリートを切断するため周辺への騒音が低減します。
打撃による振動や騒音が無く、作業環境や周囲の環境へ配慮した施工を実現します。

「トップスピン」機構と高速回転(9,200min^-1)により、ハンマードリル(ヒルティ社製)に匹敵する穿孔スピードを実現。
また、穿孔時の押し付け圧を軽減し、作業者の疲労を軽減します。
さらに作業性の良さで、一人作業(ワンマンオペレーション)が可能。
DD 30-W 100Vは、コアビットの交換がクイックロックキーレスチャック機能により、迅速で簡単におこなえます。

仕様表

関連商品

リサイクルユニット

• ※ DD-WMS 100がノロ水を回収できなくなった場合は、フィルターバッグを交換してください。
• ※ 通常、ノロの回収性能をフルに発揮するには、途中で水を追加する必要はありません。

その他

販売品

コアビット(共通)

コアブレーキングツール(共通)

その他