
操作パネル上のアイドリングストップスイッチをONにして、調整器で設定した時間(1~30分)溶接作業を休止すると自動的にエンジンが停止するアイドリングストップ機能を搭載しています。
DLW-320LS2、DLW-200×2LSでは、100Vコンセント側においてもアイドリングストップ機能を搭載しており、交流電源を使用する作業を設定した時間中断すると自動停止します。
未使用時に確実なアイドリングストップを実行し、無駄な運転が無くなるため、地球温暖化の原因であるCO2排出量と燃費の削減につながり、環境にやさしく経済的です。
また、溶接出力に応じてエンジン回転を無段階制御する『eモード』を装備。
使用電流が150Aまでの電流値であれば、通常のエンジン回転数3600回転に対し、2200回転で済むので、更に、燃料、騒音を低減します。
メーカー従来機比較(DLW-320LSの場合)


- エンジン運転時間約84%削減
=騒音と振動約84%削減
(2人用では約60%削減)
- 燃費約60%削減
(2人用では約50%削減)
- CO2排出量約60%削減
(2人用では約50%削減)
比較表
- |
DLW-320LS |
従来機 |
アイドリング時の燃費 |
0.95 L/h |
0.75 L/h |
220Aでの溶接時の燃費 |
2.81 L/h |
3.23 L/h |
1日の燃料消費量 |
3.60 L/h |
9.17 L/h |
1年間の燃料消費量 |
864 L |
2201 L |
1年間の燃料代 |
95,040円 |
242,110円 |
1年間のCO2発生量 |
2.26t |
5.77t |
1年間の運転時間 |
307時間 |
1920時間 |
※1日8時間(1ヵ月20日稼働)運転時。
※軽油は110円/Lとする。
※数値は、使用条件によって異なります。



作業者の好み、溶接部材の形状や溶接姿勢など、用途に合わせて垂下特性の勾配を自在に調整できます。
定電流特性
溶接中手振れしてアーク長が変化しても溶接電流が変化しないので、初心者でもアーク切れしにくく、均一な溶接ビードに仕上がります。
また、溶接ケーブルによるケーブルドロップにも影響を受けず、設定した電流値通りの電流で溶接できます。
垂下特性
溶接出力電圧の上昇・低下に比例して出力電流が減少・増加する特性。
アーク長を変化させるとアーク電圧の変化により電流も変化するので、溶接棒の運棒により入熱調整がおこなえます。
微妙な手加減でビード幅、深さ、たれの調整がしやすくなります。
短絡電流が多く流れるので、アークスタート性がよく、アークのふらつきも改善されます。

3次排出ガス対策型建設機械
エンジン溶接機にも排ガス規制は適用されます。
クリーンなエンジンを搭載し、第3次排ガス規制をクリアしているため、規制の厳しい現場にも安心して持ち込み、使用ができます。
電撃防止機能を装備
溶接作業が終了すると、0.3秒以内に出力電圧を13V程度に下げる、電撃防止機能を装備し、安全性を確保。
溶接使用率100%
溶接定格出力で使用率100%ですので、使用率を気にせず作業がおこなえます。
発電機としての使用もできます
AVR装備により整定電圧変動率は±1.5%以内です。
電動工具から携帯電話まで、精密機械の充電もできます。
安全かつ使いやすいアイドリングストップモニタ
自動停止/再始動時に安全機能が動作した場合、その状態を容易に把握できるアイドリングストップモニタを搭載。
「アイドリングストップしない」「再始動できない」などの状況が起こっても、原因の特定がすばやくおこなえます。
該当機種:DLW-320LS2、DLW-200×2LS