バックホウ
オートアイドルストップ(AIS)とは、以前から省エネや環境負荷低減の視点から励行されてきた、手動によるアイドリングストップを乗降遮断式レバーと連動させて自動化した機能です。
乗降遮断式レバーが上がると一定時間後にエンジンを停止させます。これにより、オペレータが機械から離れ、作業していないときは、エンジンを停止してムダな燃料消費をなくすことが自動的におこなえます。
手動と違い、機械から離れる際のエンジン停止忘れがなくなることにより、アイドリングストップを確実に実行できます。燃料消費量およびCO2排出量の大幅な低減をはじめ、無人機の安全確保、作動時間の減少による騒音低減などにも役立ちます。
オートアイドルストップ機能の作動例
スイッチをONにした状態でゲートロックレバー(乗降遮断レバー)を上げると、4秒後にエンジン回転数が下がり、自動停止5秒前に警報音が鳴ります。そして60秒後にエンジンが停止します。再始動は通常と同じ手順にてキーより始動します。
※機種により作動時間は異なるため、レンタル時ご確認ください。
掲載機種は、平成18年施行のオフロード法(特定特殊自動車排出ガス規制等に関する法律)に適合しています。
国土交通省が指定した「超低騒音型建設機械」です。作業時の周囲環境にも万全の配慮。
国土交通省が規定した低騒音型建設機械の騒音基準値 (該当機種の場合106dB) から、さらに6dB減じた値を下回る騒音の測定値を得ています。
新採用の電子制御コモンレール式エンジンは独特の燃料噴射方式で低騒音。さらにポンプの改善などにより油圧リリーフ時の耳障りな音域をカットしています。
レバー中立時には自動的にエンジン回転を低減。ムダな燃料消費を抑え、騒音や排ガスの抑制にも効果的。エンジン回転の復帰時の立ち上がりも滑らかです。
アタッチ昇降スイッチ
アーム掘削力を従来機比5%アップ、バケット掘削力もトップクラス。しかもここ一番に掘削力を10%パワーアップさせることもできます。
(コベルコ実測値)
燃費と仕事量の優先順位を選べる燃費モード
燃費モードS 燃費と作業量のバランス良好。標準的な作業に。
燃費モードH 速いスピードで作業量を優先するときに。
JCMAS「(社)日本建設機械化協会規格」における燃料消費量計測結果では、従来機と比べ17%の燃費低減となります。
(〔JCMAS H 020:2010〕規格における測定時)
旋回トルクを従来機比10%アップ。旋回速度も12.5min-1へと高め(従来機比11%アップ)、作業速度アップが図れます。
走行トルクで従来機比16%アップして、坂路や悪路走行方向転換がスムーズにおこなえます。
大容量燃料タンクを採用。燃費低減効果と合わせて連続運転時間は最大30%※の延長を実現。
一回の給油で20時間以上の高負荷運転が可能です。
※従来機比。Sモードでの連続掘削による実測値。数値は運転方法や負荷状況により異なります。
ISO基準を大きくクリアする前方視界。
周囲も死角を最小限に抑えています。
左右バックミラーに加えて右下部ミラー、リヤミラーを装備。
ISO基準をクリアする安全視界を確保。
前窓開閉時にじゃまにならないライズアップワイパ。
ワイパ拭き取り面積が広く雨天時視界もワイド。
欧州規格に適合した強化型グリーンガラス採用。
安全性を考えた高強度キャブ
落下物からオペレータを守るため、天窓を鋼板とポリカーボネートで強度アップしたキャブを採用しました。

万一に備えたブームホールディングバルブ
万が一のホース破断を想定して標準装備。セーフティバルブとして欧州基準もクリア。
その他安全装備
ポンプ室とエンジンを隔離したファイアウォール(防火壁)
欧州規格に適合したハンドレール
緊急時脱出用ライフハンマ
調整不要リトラクタブルシートベルト
ライト感覚のレバー操作
操作力を10%低減。長時間の操作で疲れが違います。
疲労の原因となる振動をカット
高いキャブ剛性とシリコンオイル封入の液封ビスカスマウントの減衰効果によりキャブ振動を低減。また、新たなロアローラ配置を採用して走行振動を50%カット(従来機比)しました。
キャブ内騒音を3dB低減(従来機比)
微操作・同時操作を確実かつ容易におこなえるようにした多彩なシステムをすべて継承し、いちだんと磨き上げてチューンナップ。水平均しなどの複合操作がもたつき感なくおこなえます。
仕様表
商品コード | 730604 | ||
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商品名 | 超低0.7オフ法適合低燃費型 w | ||
メーカー | コベルコ建機(KOBELCO) | ||
メーカー名称 | 油圧ショベル アセラ・ジオスペック(ACERA GEOSPEC) | ||
型式 | SK200-8 | ||
性能 | バケット容量[旧JIS] (m3) | 0.80[0.70] | |
旋回速度 (min-1[rpm]) | 12.5[12.5] | ||
走行速度(高速/低速) (km/h) | 6.0/3.6 | ||
登坂能力 (%[度]) | 70[35] | ||
最大掘削力 (kN[kgf]) | バケット | 143[14,600] (157[16,000] ※1) | |
アーム | 102[10,400] (112[11,400] ※1) | ||
接地圧 (kPa[kg/cm2]) | 44[0.45] | ||
運転整備重量 (kg) | 19,700 | ||
エンジン | 定格出力 (kW/min-1[PS/rpm]) | 114/2,000[155/2,000] (JIS D0006-1:2000) | |
燃料タンク容量(軽油) (L) | 370 | ||
シュー型式 | 鉄クローラ | ||
寸法 (mm) | 全長 ※運搬時 | 9,450 | |
全高 ※運搬時 | 3,030 | ||
全幅 | 2,800 | ||
履帯中心距離 | 2,200 | ||
接地長 | 3,370 | ||
履帯幅 | 600 | ||
クローラ全長 | 4,170 | ||
後端旋回半径 | 2,750 | ||
最低地上高 | 450 | ||
バケット幅 | 1,060 | ||
作動範囲 (mm) | 最大掘削深さ | A | 6,700 |
最大垂直堀深さ | B | 6,100 | |
最大掘削半径 | C | 9,900 | |
最大床面掘削半径 | D | 9,730 | |
最大掘削高さ | E | 9,720 | |
最大ダンプ高さ | F | 6,910 | |
最小ダンプ高さ | G | 2,430 | |
最小旋回半径 | H | 3,540 | |
低騒音指定状況 | 超低 | ||
排ガス指定状況 | オフロード(2006年基準) |
※1:パワーアップ時の値
寸法図
作動範囲図