- 作家名 望月通陽
- 版画(リトグラフ)/ 額装込み:40×38(cm)
望月通陽は1953年静岡生まれの美術家です。
染色、東医芸、ガラス絵、紙版画、リトグラフ、木彫、ブロンズなど、多様な手法を用いており、一目で望月氏の作品と感じる独自の作品世界を築いています。
「宮本輝全集(全14巻)」など多くの装幀を手がけており、1995年講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞。
また、2021年には画文集「道に降りた散歩家」がボローニャ国際児童図書賞を次席受賞しています。
「空に蒔く種」は型染めの作品です。日本の伝統的な染色技法の一つで、落ち着いた色彩のグラデーションに穏やかな線が生み出す世界が、深く静かな佇まいです。音楽が聞こえてくるような生命感に満ちているような神秘的な世界観で、静かに眺めていたくなる作品です。