減産時にコンプレッサの電気使用量が減少していない?

生産現場で使用される電力の中で、20%以上を占めるといわれているコンプレッサの使用電力。生産量の減少に伴い使用する空気量を減らせば、電気使用量も見合うだけ減少すると思われがちです。しかし、実際には空気量減少に見合うだけの電気使用量(=コスト)の減少は期待できません。コンプレッサの使用電力は20%以上を占める。

運転中は空気の吐出量に関わらず最大負荷の7割の電力を消費

最大負荷の7割の電力消費

例えば生産量が半分に減っても、電気使用量が半分にならない。

アンローダー型の大容量コンプレッサは、運転中は空気の吐出量に関わらず最大負荷の7割の電力を消費してしまいます。そのため、現場のエア使用量が減少しても、電気使用量の減少は少なく、エネルギーロスが発生していることになります。

コンプレッサ生産量は半分に
使用電力は3割減

レンタルを活用したコンプレッサの最適化でCO2と電気料金の削減

レンタルを活用した最適なサイズのコンプレッサの運用でCO2とコスト削減の実現

生産量3、使用電力4最適化生産量3、使用電力2

必要エア量に最適なサイズのコンプレッサをレンタルして、能力が過剰なコンプレッサと置き換えることでエネルギーロスを無くすことが可能です。

レンタルなら多種多様な機種の中から期間に関係なく、生産量に合わせた出力機の調達が可能です

電気使用料-レンタル料=コストメリット削減できた電気料金でレンタル費が相殺されるケースが多いため、コストをかけずにCO2削減実現につながります。

レンタルを活用してCO2と電気料金の削減試算例のご紹介

生産ピーク時より減産しているA工場とB工場

生産量が多かった時期のコンプレッサは、減産時期のエア必要量に対して能力が過剰なため電気を無駄に使っている。生産に見合った機種からエア供給したいが、新たな機材を増やすことは難しい。

それぞれの工場がレンタルを活用して得られるメリットはこちら
試算例へ

A工場:600kWクラス1台を75kWクラス3台に置き換え合計600kWから225kWへ最適化

レンタル導入前 600kW

600kWクラス 1台でエア供給

レンタル導入後 225kW

600kWクラス 1台を停止、レンタル機 75kWクラス 3台でエア供給

年間約3,560万円のコスト削減と年間約1,580tの排出CO2削減に成功

レンタル導入前 年間ランニングコスト

基本料金
1,550円/kW × 689kW × 0.85 × 12ヶ月 = 10,897千円

使用料金
夏季 12円/kWh × 689kW × 2,160Hr × 81% = 14,515千円
他季 9円/kWh × 689kW × 6,480Hr × 81% = 32,659千円

メンテナンス費
600kW × 1.5円/kWh × 8,640Hr = 7,776千円

合計 65,847千円(電気料金計 58,071千円)

レンタル導入後 年間ランニングコスト

基本料金
1,550円/kW × 247kW × 0.85 × 12ヶ月 = 3,909千円

使用料金
夏季 12円/kWh × 247kW × 2,160Hr × 92% = 5,896千円
他季 9円/kWh × 247kW × 6,480Hr × 92%  =  13,266千円

メンテナンス費
0kW × 1.5円/kWh × 8,640Hr = 0千円

レンタル費
200千円 × 3台 × 12カ月 = 7,200千円

合計 30,271千円(電気料金計 23,071千円)

年間コスト削減効果約54.0%OFF年間電気量削減効果年間電気量削減効果CO2排出量削減効果約59.4%OFF

レンタル導入前/レンタル導入後65,847千円-30,271千円=コスト削減金額:35,576千円

係数
2,873,037kWh×0.55=CO2削減量:1,580,171kg

試算条件
  • ※ モーターコンプレッサのアンロードは考慮していません。
  • ※ 排出係数は、平成18年経済産業省・環境省令第3号に定めるデフォルト値を採用
  • ※ 24時間 30日稼働

レンタル導入前コンプレッサ

出力 : 600kW
台数 : 1台
必要入力 : 689kW
負荷率 : 38%
消費動力比 : 81%

運転条件

夏季 : 24Hr/日
: 30日/月
: 3月/年
他季 : 24Hr/日
: 30日/月
: 9月/年

レンタル導入前付帯設備

クーリングタワー : 2.2kW
: 2台
循環ポンプ : 5.5kW
: 2台
エアドライヤ : 5.9kW
: 2台

レンタル導入後コンプレッサ

機種 : SMS75
出力 : 75kW
台数 : 3台
必要入力 : 247kW
負荷率 : 90%
消費動力比 : 92%

電気料金単価

契約種別

: 東京電力 高圧電力

基本料金 : 1,550円/kW

使用料金

夏季

: 12円/kWh
他季 : 9円/kWh
力率割引 : 0.85
メンテナンス単価  
モーターコンプレッサ : 1.5円/kW・h
更新時期(使用年数) : 15年間

レンタル導入後付帯設備

クーリングタワー : 2.2kW
: 0台
循環ポンプ : 5.5kW
: 0台
エアドライヤ : 5.9kW
: 0台

B工場:150kWクラス1台を37kWクラス1台に置き換え合計300kWから187kWへ最適化

レンタル導入前 300kW

150kWクラス 2台でエア供給

レンタル導入後 187kW

150kWクラス 1台を停止、保有の150kWクラス1台とレンタル機37kWクラス1台でエア供給

年間約400万円のコスト削減と年間約1,50tの排出CO2削減に成功

レンタル導入前 年間ランニングコスト

基本料金
1,550円/kW × 351kW × 0.85 × 12ヶ月 = 5,549千円

使用料金
夏季 12円/kWh × 351kW × 600Hr × 89% = 2,242千円
他季 9円/kWh × 351kW × 1,800Hr × 89% = 5,044千円

メンテナンス費
300kW × 1.5円/kWh × 2,400Hr = 1,080千円

合計 13,915千円(電気料金計 12,835千円)

レンタル導入後 年間ランニングコスト

基本料金
1,550円/kW × 216kW × 0.85 × 12ヶ月 = 3,417千円

使用料金
夏季 12円/kWh × 216kW × 600Hr × 92% = 1,432千円
他季 9円/kWh × 216kW × 1,800Hr × 92% = 3,222千円

メンテナンス費
150kW × 1.5円/kWh × 2,400Hr = 540千円

レンタル費(年極契約の場合)
110千円 × 1台 × 12カ月 = 1,320千円

合計 9,931千円(電気料金計 8,071千円)

年間コスト削減効果約28.6%OFF年間電気量削減効果約36.1%OFFCO2排出量削減効果約36.1%OFF

レンタル導入前/レンタル導入後13,915千円-9,931千円=コスト削減金額:3,984千円747,185kW-477,268kW=電気削減量:269,918kWh

係数
269,918kWh×.55=CO2削0減量:148,454kg

試算条件
  • ※ モーターコンプレッサのアンロードは考慮していません。
  • ※ 排出係数は、平成18年経済産業省・環境省令第3号に定めるデフォルト値を採用
  • ※ 10時間 20日稼働

レンタル導入前コンプレッサ

出力 : 150kW
台数 : 2台
必要入力 : 351kW
負荷率 : 62%
消費動力比 : 89%

運転条件

夏季 : 10Hr/日
: 20日/月
: 3月/年
他季 : 10Hr/日
: 20日/月
: 9月/年

レンタル導入前付帯設備

クーリングタワー : 1.5kW
: 2台
循環ポンプ : 3.7kW
: 2台
エアドライヤ : 4.5kW
: 2台

レンタル導入後コンプレッサ

出力 : 150kW
台数 : 1台
出力 : 37kW
台数 : 1台
必要入力 : 216kW
負荷率 : 90%
消費動力比 : 92%

電気料金単価

契約種別

: 東京電力 高圧電力

基本料金 : 1,550円/kW

使用料金

夏季

: 12円/kWh
他季 : 9円/kWh
力率割引 : 0.85
メンテナンス単価  
モーターコンプレッサ : 1.5円/kW・h
更新時期(使用年数) : 15年間

レンタル導入後付帯設備

クーリングタワー : 1.5kW
: 1台
循環ポンプ : 3.7kW
: 1台
エアドライヤ : 4.5kW
: 1台

コスト削減・作業効率アップにレンタルのご利用をおすすめします

繁忙期と閑散期の必要エア量に差がある場合や、コンプレッサの配置によるエネルギーロスがある場合は、最適な能力・設置方法にすることで、電力量のロスをなくすことができます。その結果、大きなコスト削減と排出CO2の削減につながります。レンタルを活用することで、機種や期間に縛られない柔軟な設備の最適化が可能です。対策方法は、工場様によって契約電力量や保有機材などの諸条件が異なるため、御社にあわせた具体策をご提案させていただきます。

レンタルだから、実現できることがあります。レントだからできる独自の取り組みも魅力です。

オイルフリーコンプレッサ 故障時の代替機をレンタルで確保!
一般的にレンタルで対応できる機種は、エンジンコンプレッサや給油式コンプレッサがほとんどです。メーカーやメンテナンス業者もオイルフリーコンプレッサの代替機は保有台数が少なく、身近で簡単に調達できないのが現状です。

生産の少ない休日に、平日と同じエア量を供給するのは無駄だと思われませんか?
生産量の減る休日に、平日と同じエア量のコンプレッサを動かすのはムダが多いと思いませんか?レンタルによるエア供給の最適化をご提案します。

長期リスクヘッジ型年極レンタル
見通しの立たない現在、コンプレッサのリプレイスや台数制限でお悩みはありませんか?
エア需要の増減に過不足なく、設備導入リスクの無いお得なプランをご提案します。

大小クラス・オイルフリー仕様から調査機器・周辺機器まで豊富な商品ラインナップで、お客様のご要望にお応えします

  • レシプロコンプレッサ
  • スクロールコンプレッサ
  • スクリューコンプレッサ
  • コンプレッサ周辺機器(エアドライヤ、アフタークーラー、減圧弁、各種フィルター、レシーバータンクなど)
  • 調査機器(超音波検出器 リークディテクター)

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