チェーンブロックの選び方|電動と手動別のおすすめ商品をあわせて紹介

チェーンブロックは、電動や手動で荷物を吊り上げたり移動させたりする機械です。選ぶときは、電源や定格荷重が適したものを選ぶ必要があります。

本記事では、チェーンブロックの選び方をステップ形式で解説します。チェーンブロック選びに失敗しないためにも、最後までお読みください。

なお、産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、電動・手動チェーンブロックの取り扱いが豊富です。チェーンブロックと併せて使うプレントロリやギヤードトロリなどの装置も用意しているため、必要な機器をまとめてそろえられます。

揚程や高さに合った商品を選んで、重量物の吊り上げや移動を楽に進めたい場合は、以下のボタンよりお気軽に見積もりを依頼ください。

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チェーンブロックの選び方4ステップ

現場に最適なチェーンブロックを選ぶには、以下の4ステップをもとにして考えます。

最初に電動か手動かが決まり、次に吊り上げる重さや揚程が決まるという流れです。なお、ステップ1から3までは電動と手動の両方に共通する内容ですが、ステップ4のみ電動と手動で選び方が異なります。それでは、各ステップを順に見ていきましょう。

【ステップ1】電動か手動か?

チェーンブロックには、以下のとおり電動と手動の2種類があります。まずはそれぞれの特徴を確認し、作業内容に合うものを選びましょう。

種類 特徴
電動チェーンブロック
  • モーターの力で吊り上げる
  • ボタン操作で荷物の上げ下げができる
  • 作業の際、人に負担がかからない
  • 本体が重いため設置が大変
手動チェーンブロック
  • 人力で吊り上げる
  • 電源のない場所でも使える
  • 設置が簡単で軽量のため、移動させやすい
  • 作業する際に力が必要

では、1つずつ解説します。

1.電動チェーンブロックの場合

電動チェーンブロックは、モーターでチェーンを巻き上げて荷物を吊り上げる機器です。本体を天井の梁(はり)やクレーンの先端に取りつけ、フックで吊って使用します。

ボタン操作で簡単に昇降できるため、力がいらず作業者への身体的な負担を抑えられます。連続して荷物を吊り上げる現場や、重量物を扱う作業におすすめです。一方で、手動チェーンブロックに比べて本体が重いため、設置にはある程度の時間が必要です。

なお、電動チェーンブロックについては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

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2.手動チェーンブロックの場合

テコの原理や滑車を利用して人力で荷物を吊り上げるのが、手動チェーンブロックです。およそ50t近くまで、さまざまな重量物の移動を手動でおこなえます。

メリットは電源が不要で、電気の通っていない現場で使用できる点です。また、電動に比べて本体が軽く設置や持ち運びがしやすいため、小規模の作業に適しています。

ただし、作業に人の手が必要な分、長時間の作業や繰り返し重量物を持ち上げる場合には向いていません。作業時間が短い場合や持ち上げる荷物が1つしかないときに適しています。

手動チェーンブロックの詳細は以下の記事で紹介しているので、ご一読ください。

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【ステップ2】吊り上げる重さはどれくらいか?

出典:「小型移動式クレーンに関する知識(厚生労働省)」内の画像を加工して作成

電動か手動か決まったら、次に「吊り上げる荷物の重さ」を確認します。チェーンブロックには「定格荷重」という、荷物を吊り上げられる重さが設定されています。これを超える荷物を吊り上げようとすると、チェーンブロックの破損や荷物の落下といった事故へつながりかねません。

定格荷重は機種によって0.25〜50tと幅があり、対象となる荷物の重さに合った機種を選ぶ必要があります。現場で扱う荷物の重量を把握し、それに対応した機種を選びましょう。

【ステップ3】必要な揚程はどれくらいか?

定格荷重に問題がなくても、揚程が足りなければ、持ち上げたい高さまで荷物を吊り上げられません。揚程とは、荷物を持ち上げられる高さのことです。天井の梁(はり)や配管などの障害物も含めて、実際に必要な高さを確認しましょう。

また、手動チェーンブロックは、揚程が高くなるほどチェーンの引き上げに必要な労力も増えます。必要以上に高い揚程を持つ機種にせず、適切な揚程を持つものを選びましょう。

ここまでの3ステップで、選ぶべきチェーンブロックが大方決まります。この後は、電動と手動で選び方が異なるため、次の「ステップ4」でそれぞれ見ていきましょう。

【読みたい章へジャンプできます】

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【ステップ4-1】電動:電源は100Vか200Vか?

電動チェーンブロックを使うには、現場の電源が100Vか200Vか確認する必要があります。対応していない電源を選んでしまうと、そもそもチェーンブロックが動かなかったり、破損したりする恐れがあるためです。それぞれの違いを解説します。

1.100Vの場合

100Vは一般家庭でも使われている電源です。代表的な定格荷重として「240kg」「480kg」の2種類がありますが、本体のサイズは同じ大きさです。

ただ、ギア比によって定格荷重が異なり、持ち上げる早さは2倍の差が出ます。ギア比とは、2つの歯車のうち、1つの歯車が回転する際に、もう1つの歯車がどれくらい回転するかを表した比率です。

もし、定格荷重が480kg以上のチェーンブロックが必要なら、次に紹介する200Vを検討しましょう。

2.200Vの場合

工場や建設現場など、大型の設備を稼働させる現場では200Vの電源が用いられます。100Vより電圧が大きい分、重い荷物を吊り上げることが可能です。

電源を確保できるよう、電動チェーンブロックを使用する場所からコンセントまでの距離をあらかじめ確認しておくと安心です。

なお、電源コードが届かない場合は、延長ケーブル(キャブタイヤケーブルなど)を手配する必要があります。キャブタイヤケーブルを使う際は、チェーンブロックが熱で破損しないよう電圧降下に考慮して選びましょう。

【電圧降下とは】

  • もともとの電圧が電線の末端に近づくにつれ低くなる現象
  • 線が長く・細くなるほど電圧が下がり、熱を持ってしまう

ただし、電動チェーンブロックを使用する際には、注意すべき点がほかにもあります。

  • 電源そのものが取れない現場では、発電機の用意を検討する
  • 吊り上げたときに電動チェーンブロック本体に荷物が衝突しないことを考慮する

厳しいようですが扱いに慣れていない人が上記を正しく判断するのは、難しいです。そのため、迷ったときはプロへ相談することをおすすめします。

産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、チェーンブロック選びのアドバイスも行っています。約40年培ったノウハウから最適な機種をご提案しますので、「作業に最適な機種を選びたい」とお考えであれば、以下の問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

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【ステップ4-2】手動:荷物を水平移動させるか?

手動チェーンブロックを選択した場合は、吊るした荷物を垂直方向のみに移動させるか、水平にも移動させるかを確認しましょう。作業内容によって必要な装置が変わるためです。

垂直移動だけで良い場合はビームクランプを使いますが、水平移動させたい場合はトロリを使う必要があります。各装置の特徴は以下のとおりです。

種類 説明
ビームクランプ
  • チェーンブロックや滑車等のフックを引っ掛け、吊り下げる工具
  • ビーム(H型鋼・I型鋼)に固定
プレントロリ
  • 水平(横)移動が可能
  • チェーンブロックで吊り上げた荷物を手で押して横方向に移動させる装置
  • HビームとIビームの両方に適合するタイプ
  • 吊り上げる荷物が重くなるほど労力がかかるため、軽作業向き
ギヤードトロリ
  • 水平(横)移動が可能
  • 手鎖(てぐさり)を操作し、レールに沿って荷物を左右に横移動させる装置
  • 短い移動距離や微調整が必要な作業に最適

Iビーム幅は以下のとおり規格が決まっており、主な規格は以下のとおりです。

【Iビーム幅の主な規格】

  • 75mm
  • 100mm
  • 125mm
  • 150mm
  • 175mm

幅が合わない装置を選ぶと十分に固定されず、チェーンブロックが落下するなど事故につながる恐れがあるため、確認してから選びましょう。

レンタルにおすすめの電動チェーンブロック4選

ここからは、レンタルにおすすめの主な電動チェーンブロック4つを、代表的な機種の仕様表とともに紹介します。

順に見ていきましょう。

1.電動チェーンブロック(100V)

※画像は代表機種のものです。

項目 詳細
型式 ED24S ED48ST
定格荷重(t) 0.24 0.48
標準揚程(m) 10 8
押ボタンコード長さ(m) 9.5 7.5
昇降速度種類 1速形 2速形
巻上モータ出力(kW) 0.6 0.6
時間定格(分) 25 20
巻上速度(m/min) 50Hz 13.5 最高速6.7/最低速2.0
60Hz
電流(A) 50Hz 10.5 10.5
60Hz
ロードチェーン線径×掛数(mm) φ4×1 φ4×2
試験荷重(kg) 300 600
質量(kg) 20.8 26
揚程増加質量/1m(kg) 0.6
フック間最小距離(mm) 325 520

※表は横にスクロールできます。

※上記は代表的な機種の情報です。

まず紹介するのは、家庭用の電源(100V)で使える電動チェーンブロックです。定格荷重は240kg(0.24t)と480kg(0.48t)から選べます。

昇降速度は1速形と2速形があり、吊り上げと吊り下げの際に速度の調節が可能です。また、位置を細かく調整できるため、正確な作業が求められる現場でも安心して使えます。

電動チェーンブロック(100V)の詳細を見る

2.電動チェーンブロック(200V/1~5t、10~20t)

※画像は代表機種のものです。

項目 詳細
型式 ER010S DA-1S ER2-100S DA-150
定格荷重 (t) 1 1 10 15
標準揚程 (m) 10 10 6 6
押ボタンコード長さ (m) 9.5(14.5) 10 6.4 6
昇降速度種類 1速形 1速形
巻上モータ出力 (kW) 出力 (kW) 1.8 1.7 3.5×2 3.4×2
反復定格(%ED) 60 60
巻上速度 (m/min) 50Hz 7.3 6.8 2.9 1.8
60Hz 8.8 8.2 3.5 2.1
ロードチェーン線径×掛数 (mm) φ8.0×1 φ7.1×1 φ11.2×4 φ11.2×6
試験荷重 (kg) 1.25 1.25 12.5 18.8
自重 (kg) 62 85 366 650

※表は横にスクロールできます。

※上記は代表的な機種の情報です。

より重い荷物を扱いたい現場であれば、200Vの電動チェーンブロックがおすすめです。昇降速度は100Vタイプと同様に1速形と2速形があり、作業に応じて選べます。

チェーンガイドをはじめ、冷却フィンや防塵・防水構造などを備え、作業を進めやすくする機能が付いています。

また、本体やロードチェーンの破損を未然に防止したり、非常停止ボタンでモーターの回路を手元で遮断したりできるタイプは、より安全に作業を進めたい場合におすすめです。ほかにも、二重ブレーキ構造や巻きすぎを防止する装置を採用した商品もあります。

電動チェーンブロック(200V/1~5t)の詳細を見る 電動チェーンブロック(200V/10~20t)の詳細を見る

3.電動チェーンブロック(200V/電動トロリ結合式/1~5t、7.5t・10t)

※画像は代表機種のものです。

項目 詳細
型式 ERM010S-S ERM075S-L
定格荷重 (t) 1 7.5
標準揚程 (m) 10 10
押ボタンコード長さ (m) 9.5 6.3
巻上モータ出力 (kW) 出力 (kW) 1.8 4.6
反復定格(%ED) 60 60
横行モータ3相200V 出力 (kW) 0.4 0.75
反復定格(%ED) 40 40
巻上速度 (m/min)50/60Hz 7.3/8.8 2.3/2.8
横行速度(m/min)50/60Hz 20(10)/24(12) 10/12
適用レール巾(mm) [75]・100・125 150・175・190
最小回転半径(mm) [3500]・800 2,500
ロードチェーン線径×掛数 (mm) φ8.0×1 φ11.2×3
試験荷重 (kg) 1.25 9.4
自重 (kg) 102.28 363.2
揚程1m増し増加重量(kg) 8.8

※表は横にスクロールできます。

※上記は代表的な機種の情報です。

上記は、電動トロリが結合されており、上下だけではなく横方向への移動も電動でおこなうタイプです。すべての移動をボタン操作でコントロールできるため、人力を使わずに作業できます。

なお、電動チェーンブロックをトロリと結合して使用する場合には、以下の手続きや資格が必要です。

【必要な手続き】

  • クレーン設置報告書(吊り上げ荷重0.5t以上3t未満)
  • クレーン設置届(吊り上げ荷重3t以上)

【必要な資格】

※レントでも玉掛けやクレーンの講習を実施しておりますので、こちらからお気軽にお問い合わせください。

必要な手続きや資格の取得をしたうえで、電動チェーンブロックを借りましょう。

電動チェーンブロック(200V/電動トロリ結合式/1~5t)の詳細を見る電動チェーンブロック(200V/電動トロリ結合式/7.5t・10t)の詳細を見る

4.電動チェーンブロック(200V/ギヤードトロリ結合式)

※画像は代表機種のものです。

項目 詳細
型式 ER2SG010S ER2SG010S
定格荷重 (t) 1 1
揚程 (m) 5 19
押ボタンコード長さ (m) 5 5.5
キヤードトロリハンドチェーン長さ(m) 6
巻上モータ出力 (kW) 出力 (kW) 1.8 1.8
反復定格(%ED) 60 60
巻上速度(m/min) 50Hz 7.1 7.1
60Hz 8.5 8.5
ロードチェーン線径×掛数 (mm) φ7.7×1 φ7.7×1
試験荷重 (kg) 1.25 1.25
自重 (kg) 70.3 102.5

※表は横にスクロールできます。

※上記は代表的な機種の情報です。

200Vの電動チェーンブロックに、ギヤードトロリが付いている商品もあります。ギヤードトロリとは、手鎖を動かしてレールに沿いながら荷物を横移動させる装置です。ギヤードトロリは手動で操作するため、位置を微調整したい作業に向いています。

昇降はボタンでおこなうので、操作が簡単です。非常停止スイッチを装備しているため、万が一の際にはモーター回路を手元で遮断できます。

電動チェーンブロック(200V/ギヤードトロリ結合式)の詳細を見る

レンタルにおすすめの手動チェーンブロック3選

手動チェーンブロックのおすすめは以下の3つです。

主な機種の仕様表とあわせて、順に見ていきましょう。

1.手動チェーンブロック(0.25~2t、3~5t)

※画像は代表機種のものです。

型式 CX003 CB005 K-0.5 CB030 K-3.1
定格荷重 (t) 0.25 0.5 0.5 3.2 3.15
吊上揚程 (m) 3 2.5 3 3 3
巻上平均手動力(N) 147 235 265 353 466
自重 (kg) 2.4 10 9.8 24 24

※表は横にスクロールできます。

※上記は代表的な機種の情報です。

まずは、5tまで対応する手動チェーンブロックを紹介します。高い強度を誇るロードチェーンを採用し、長時間の使用にも耐えられる商品です。上下フックには横ズレを防ぐ外れ止めが付いており、安全性も高めています。

ブレーキ部分は、雨水や泥、ホコリの侵入を防止するカバー付きで屋外の使用も可能です。また、オーバーロードしたときでもチェーンブロックが急に破損せず、徐々に変形するよう設計されているタイプもあります。

手動チェーンブロック(0.25~2t)の詳細を見る 手動チェーンブロック(3~5t)の詳細を見る

2.手動チェーンブロック(7.5~15t、20~50t)

※画像は代表機種のものです。

型式 CB075 CB100 CB200 CB500
定格荷重(t) 7.5 10 20 50
吊上揚程(m) 3.5 3.5 3.5 3.5
巻上平均手動力(N) 343 353 353×2 480×2
自重 (kg) 63 83 235 約640

※表は横にスクロールできます。

※上記は代表的な機種の情報です。

手動チェーンブロックには、7.5t以上に対応しているタイプもあります。衝撃に強いギヤケースと本体フレームを採用し、壊れにくい構造です。また、水や泥の侵入を防ぐカバーや、事故を未然に防ぐ巻き降ろし限度を知らせる金具も装備されています。

なお、レントでは最大50tまで対応する検査装置を社内に設置しています。フックの開きからチェーンの伸び、ブレーキ性能などを検査したうえで出荷しているので、安心してご利用ください。

手動チェーンブロック(7.5~15t)の詳細を見る 手動チェーンブロック(20~50t)の詳細を見る

3.手動チェーンブロック(ステンレスタイプ)

※画像は代表機種のものです。

型式 PIH-1 PIH-2 PIH-5
定格荷重(t) 0.5 1 2
吊上揚程(m) 2.5 5 3
フック間最小距離(mm) 303 379 613
巻上時の手巻力量(kg[N]) 25.5[250] 40[392] 35[343]
自重(kg) 11.4 26 39.5
備考
  • 荷鎖、手鎖:SUSチェーン
  • ギヤケース・ブレーキカバー・ホイールカバー:ニッケル
  • 上フック・下フック・サイドプレートなど:特殊メッキ
  • その他露出部部品(ナットなど):SUS

※表は横にスクロールできます。

※上記は代表的な機種の情報です。

チェーンブロックには、錆びにくいSUS(ステンレス鋼)やメッキを使用したタイプもあります。サビに強いので、食品や薬品・半導体を扱う工場など、清潔さが求められる現場で使う場合も問題ありません。塗装が剥がれて扱っている食品などに混入する心配が少なく、安心して使用できます。

チェーン部分にはSUS、ギヤケースにはニッケルを使うなど、パーツごとに適した素材が使われています。

手動チェーンブロック(ステンレスタイプ)の詳細を見る

手動チェーンブロックにおすすめの装置2選

手動チェーンブロックを横移動させたい場合に使う装置は、以下のとおりです。

では、代表的な商品を順に解説します。

1.プレントロリ

※画像は代表機種のものです。

型式 TSP005 TSP010 TSP020 TSP030 TSP050 TSP100
定格荷重(kg) 500 1,000 2,000 3,000 5,000 10,000
適用レール巾(mm) 50・75・100 75・100・125 100・125・150 100・125・150 125・150・175 150・175・190
最小回転半径(mm) 1,100 1,300 1,500 1,700 2,300
自重(kg) 4.5 12 19 27 50 約100

※表は横にスクロールできます。

※上記は代表的な機種の情報です。

人の手で荷物を押して水平に動かせる装置を、プレントロリといいます。シンプルな設計なので本体が軽く、取り扱いが簡単です。

バンパー付きで、レール端末に取りつけたストッパへの衝撃や、トロリ同士の衝突による破損を防ぎます。また、バンパーはトロリの落下を防止する役割も兼ねています。

プレントロリの詳細を見る

2.ギヤードトロリ

※画像は代表機種のものです。

型式 TSG010 TSG015 GE-2 GE-2.8
定格荷重 (t) 1 1.5 2 3
ハンドチェーン長さ二つ折 (m) 2.5 2.5 8 6
適用レール巾 (mm) 75・100・125 100・125・150 100・125・150 100・125・150
最小回転半径 (mm) 1,300 1,500 1,200 1,700
自重 (kg) 12 18 29 37.5

※表は横にスクロールできます。

※上記は代表的な機種の情報です。

手鎖(ハンドチェーン)を操作し、レールに沿って荷物を左右に移動させるギヤードトロリを紹介します。カラーと呼ばれる部品を入れ換えるだけで、3段階のレール巾へ簡単に調整が可能です。

両側のフレームは、レール面に応じて角度が動くように設計されているため、レールの継ぎ目や凹凸があっても安定して走行できます。

なお、適した手鎖の長さは、チェーンの端が作業者の胸の高さにくる程度です。例えば、天井までが3mの場合、チェーンは2m程度が最適な長さとされます。短すぎると手が届かず、長すぎると床に付いてしまうため、現場に合った長さを選びましょう。

ギヤードトロリの詳細を見る

チェーンブロックの選び方を把握して荷物に合った機種を選ぼう

チェーンブロックの選び方は以下のとおりです。

電動か手動か決まり、吊り上げる重さや必要な揚程をチェックした後は、電動と手動で確認するポイントが異なります。紹介したステップに沿って、作業や現場に適した機種を選びましょう。

なお、産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、定格荷重の負荷試験を実施した商品のレンタルをおこなっています。チェーンブロックを検査できる装置を社内に用意しており、不具合がないかを入念にチェックした商品の使用が可能です。

点検報告書や負荷試験グラフといった資料の提出もできますので、安全に作業を進めたい場合は、以下のボタンよりお気軽に見積もりを依頼ください。

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