送風機のレンタルで失敗しない選び方は?ポイントやおすすめ商品も紹介

事業用の送風機は、工事現場からトンネル・建物内など、あらゆる現場で重用される機械です。

本記事では、送風機をレンタルしたい方へ向けて、送風機を選ぶ基準やレンタル会社を選ぶときのポイントなどをまとめました。用途に合わせたおすすめの送風機も紹介しているため、ぜひ最後までお読みください。

なお、産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、全国の在庫から送風機の準備が可能です。「作業に適した送風機をレンタルしたい」とお考えの方は、以下よりお気軽に見積りを依頼ください。

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送風機の種類

業務用の送風機とは、工事現場や土木現場、倉庫、イベント会場などで使用される大型の扇風機のことです。主な種類として以下があります。

送風機の種類

No. 種類 概要
1 送風機
  • 酸欠防止やガス中毒防止など換気・排気ができる
  • 軽量で持ち運びができる
2 送風機

(窓枠取付用)

  • 窓枠に取り付けて強制排気できる
3 大型送風機
  • 大型で、ダクトを使わず遠くまで風を届けられる
  • 低音量かつ大風量
4 送風機

(防爆型)

  • 可燃性のガスや液体を使用する現場で、爆発や火災を予防する
5 送風機

(マンホール用無翼扇型)

  • マンホールの穴をふさがず風を送れる

マンホール・トンネル内や地下など、空気の循環が悪い現場では、酸欠防止やガス中毒の防止対策が必要です。また、高温環境下での作業や閉所での溶接作業では、室内の空気の温度を冷ます熱中症対策が欠かせません。

このような場合に、作業環境の改善などを目的として送風機が使用されます。

送風機をレンタルする3つのメリット

送風機をレンタルするメリットは、以下の3つです。

送風機をレンタルする3つのメリット

では、ひとつずつ順番に説明していきます。

1.用途に合った送風機を用意できる 

1つ目のメリットは、現場環境や作業内容に合う送風機を選べることです。案件によって作業環境が異なるため、自社で保有している送風機だけでは対処できないケースがあります。

例えば、工場の広さに合った送風機をレンタルできなければ、換気や排気ができず作業がスムーズに進みません。ですが、用途に合ったものを用意できれば、作業環境が改善し仕事を安心して進められます。

また、急に特殊な送風機が必要になったときでも、レンタルであれば柔軟に用意できるため、受注できる案件の幅を広げられます。

2.保管スペースの確保が不要 

必要なときだけ送風機をレンタルすれば、自社で保管スペースを確保する必要がない点もメリットの1つです。

送風機は、湿気の少ない室内で保管しなければなりません。さらに、自社で保有している台数が多くなるほど広いスペースが必要です。

一方で、レンタルであれば保管スペースの確保はレンタル会社がおこなうため、自社の空いたスペースを別の用途に活用できます。

3.購入費用やメンテナンス費を削減できる 

レンタルの場合、購入費用やメンテナンス費を削減できる利点があります。

受注する案件を増やすために多様な送風機を購入しようとすると、まとまった購入費用が必要です。さらに、モーターが劣化したり故障したりして取り替えが必要になると、メンテナンス費も発生します。

ですがレンタルなら、購入もメンテナンスもレンタル会社がおこなうため、コストを抑えながらさまざまな種類を用意できます。

送風機を選ぶ2つの基準

案件に適した送風機を用意するためには、以下の選定基準を考慮する必要があります。

送風機を選ぶ2つの基準

それぞれについて、詳しく解説します。

1.必要な風量を確保できる

送風機をレンタルする際は、現場や環境に適した風量を確保できるかどうかの確認が必要です。風量に過不足があれば、作業に支障をきたす可能性があります。

例えば、現場のほこりを吹き飛ばせる風量がないと、空気の流れを変えきれず作業が進みません。また、換気をうまくできなければ、健康面にも影響を与える恐れがあります。

作業をスムーズに進めたり安全を確保したりするためにも、現場に適した風量の送風機を確保することが重要です。

2.現場の使用環境に適した性能がある

2つ目の選定基準は、現場の使用環境に適した性能の送風機を選ぶことです。送風機を使用する環境には、可燃ガスを扱う工場から地下で作業する工事現場まで、さまざまな条件があります。

もし、可燃性のガスや液体を使用するなら、爆発の発生を防ぐため「防爆型」の送風機を用意しなければなりません。また、地下の工事現場の換気をする際は、ファンとダクトの大きさを確認することも重要です。

ダクトのサイズが送風機よりも小さいと、空気を押し出す風圧(静圧)が大きくなり、風量が減少します。思うように空気の循環ができなければ、健康に影響を及ぼすリスクがあるため、現場環境に適した性能の送風機を用意することは重要です。

送風機をレンタルする会社を選ぶ3つのポイント

送風機をレンタルする会社を選ぶときは、以下の3つのポイントに注意してください。

送風機をレンタルする会社を選ぶ3つのポイント

では、それぞれ説明していきます。

1.防爆型など取り扱っている送風機が豊富である

まずは、レンタル会社に希望する送風機の取り扱いがあるかを確認しましょう。レンタル会社の規模や方針によっては、希望する送風機の取り扱いがないケースがあるからです。

例えば、防爆型の送風機は、取り扱いがあっても在庫が限られていることがあります。もし必要な台数をレンタルできなければ、ほかのレンタル会社で探さなければなりません。

安全かつスケジュールどおりに作業を進めるためにも、希望の送風機をスケジュールに合わせてレンタルできるかどうかを確認しておきましょう。

2.送風機用のダクトも併せてレンタルできる

レンタルの際は、ダクトを一緒にレンタルできるレンタル会社を利用するのがおすすめです。

ダクトは、送風機から離れた場所で換気・排気する場合に必要な装置です。長さや仕様(工場用や防爆用など)に違いがあるので、現場環境や送風機に合わせて用意する必要があります。

送風機とダクトを別々のレンタル会社で手続きすると、双方のスケジュールを合わせなければなりません。また、送風機に合ったダクトを自分で選ぶことになり、確認コストが増えます。

そこで、まとめてレンタルできる会社を選べば、適切なダクトをスムーズに用意できるため安心して作業に集中できます。

3.返却プロセスが明確である

レンタルした送風機の返却プロセスの確認も、重要なポイントです。「返却前に掃除を済ませておく」「動作確認をする」など、レンタル会社によってルールが異なるからです。

送風機は工場や工事現場などで使用するので、ほこりや土が付着したりうっかり破損したりするケースがあります。ただ、レンタルした送風機が破損した場合は、利用者が修理費用を負担するケースが一般的です。

なお、破損してしまった場合は、レンタル会社へ早めに相談すると、修理費用を最小限に抑えられる場合があります。レンタル会社と気持ちよくやり取りするためにも、あらかじめ返却プロセスを確認しルールを守って利用しましょう。

送風機をレンタルするなら「レント」がおすすめ

現場や作業環境に合わせた送風機をレンタルするなら、産業・建設機械のレンタル会社「レント」がおすすめです。

レントで送風機をレンタルするメリット

全国の在庫を一元管理しているため、手軽に持ち運べるサイズから、ジャンボファンを使用した大型送風機まで多様な送風機を取りそろえています。

爆発や発火する恐れのある場所で作業をする際には、防爆プラグ付きの送風機と併せて、レントオリジナルの防爆用延長コードのレンタルも可能です。

運搬車両やLEDハンドライトなど、ほかの産業・建設機械もまとめてレンタルできるため、「案件に合った送風機をレンタルしたい」とお考えの方は、お気軽に見積もりを依頼ください。

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レンタルにおすすめの送風機4

レンタルにおすすめの送風機を、以下の4つ紹介します。

  1. 送風機(100V)
  2. 送風機(200V)
  3. 大型送風機
  4. 送風機(防爆型)

それぞれの特徴を交えて紹介します。

1.送風機(100V

送風機(100V)

※写真は代表機種です

項目 概要
口径 (φ) 150〜592
風量(㎥/min) 5~165
外形寸法(mm)

※全長×全幅×全高

170×165×229〜477×669×774
重量(kg) 1.8~41

100Vの送風機は、持ち運びがしやすい軽量タイプです。200Vに劣らない大風量・高風圧が得られるタイプや、操作性に優れたスイッチで衝撃や湿気に強いタイプなど、複数の種類を取りそろえています。

また、送風機ダクトを取り付ければ、離れた場所の空気の入れ替えができるため、閉所での酸欠防止やガス中毒防止などの換気や排気に最適です。

送風機(100V)の詳細を見る

2.送風機(200V

送風機(200V)

※写真は代表機種です

項目 概要
口径 (φ) 280〜500
風量(㎥/min) 70~190
外形寸法(mm)

※全長×全幅×全高

300×280×394〜505×522×673
重量(kg) 15~55

次は、200Vで使用する送付機を紹介します。基本的な構造は100Vと同じですが、100Vに比べて口径が大きく風圧も高めな商品があるため、より効率的な送風が可能です。

マンホールやトンネル内、地下、高温環境下などの閉所での酸欠防止やガス中毒防止、熱中症など、換気・排気が必要なさまざまな現場での作業に適しています。

送風機(200V)の詳細を見る

3.大型送風機

大型送風機

※写真はEJM624です

項目 概要(形式EJM624)
プロペラ直径 (φmm) 615
風量(㎥/min) 320
外形寸法(mm)

※全長×全幅×全高

500×830×920
重量 (kg) 65〜85

大型送風機は、大風量で遠距離への送風ができるため、ダクトを使わなくても広い室内の熱気・湿気や粉塵の排出ができます。

角度調整ができる可変式ガイドベーン付きのジャンボファンを使えば、70m先まで風の流れをコントロールすることが可能です。

可動時の音量が低いため、工場やトンネル工事の換気、高熱製品の強制冷却、熱中症対策など、風量や騒音に配慮が必要な場所で活躍します。

大型送風機の詳細を見る

4.送風機(防爆型)

送風機(防爆型)

※写真は代表機種です

項目 概要(型式SJF-300D1-1Mの場合)
羽径 (φ) 272φ
風量(㎥/min) 39/44
質量 (kg) 25.5

防爆プラグ付きの防爆型は、可燃性のガスや液体の取り扱いをしている工場や事務所で作業する際に向いています。

レントでは、防爆用コネクタを一次線の先端に取り付けているので、レンタル後すぐに使用可能です。オリジナルの「防爆用延長コード」や「防爆非磁性安全工具」の用意もあるため、多様な現場で安心して作業を進められます。

送風機(防爆型)の詳細を見る

現場環境に合った送風機をレンタルしよう

送風機は、現場の広さに適した風量を確保できるものや使用環境に適した性能のものを選びましょう。適切な送風機を使用しないと、作業に遅れが生じたり健康に影響を及ぼしたりするだけでなく、思わぬ事故につながります。

産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、豊富な在庫から希望台数の送風機を用意いたします。ダクトや防爆用延長コードなどもまとめてレンタルできるため、効率的に調達可能です。

「現場環境に合う送風機をレンタルしたい」とお考えの方は、以下よりお気軽にご相談ください。

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