2tトラックのサイズや必要な免許を解説|代表的な車種5選も紹介

2tトラックは、最大積載量がおよそ2tのトラックです。同じ2tトラックのなかでも種類によって全長など車体のサイズが異なります。

この記事では、2tトラックの基本からボディタイプ別のサイズを解説します。2tトラックの大きさを把握して、運びたい荷物を積載できるかどうか知りたい場合は、最後までご覧ください。

産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、ショートボディやロングボディなど、さまざまなサイズがあるトラックを所有しています。作業や現場に適した大きさの車両を探している場合は、以下よりお気軽に見積もりを依頼ください。

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2tトラックとは

2tトラックとは

2tトラックとは、最大積載量が約2t(2,000kg)のトラックのことです。「小型トラック」に分類され、車両総重量は5t未満とされています。コンパクトな車体で小回りが利くため、市街地の狭い道路や住宅街でもスムーズに走行できるのが強みです。

優れた機動性から、配送業や建設現場への資材運搬、引越し作業まで、業界を問わず幅広いシーンで活躍し、物流を支えています。

2tトラックの運転に必要な免許

2tトラックの運転に必要な免許は以下のとおりです。

免許証の種類 車両総重量 最大積載量
準中型免許(5t限定)
※H19.6.2~H29.3.11までに普通免許を取得した者
5t未満 3t未満
準中型免許
※H29.3.12以降に準中型免許を取得した者
3.5~7.5t 2~4.5t
中型免許(8t限定)
※H19.6.1以前に普通免許を取得した者
8t未満 5t未満
中型免許
※H19.6.2以降に中型免許を取得した者
7.5~11t未満 4.5~6.5t未満
大型免許 11t以上 6.5t以上

参考:警視庁警察庁

上記のとおり、2tトラックを運転するには、最低でも「準中型免許(5t限定)」が必要です。

ただし、普通免許の取得時期によっては、2tトラックを運転できる可能性があります。例えば、平成19年6月2日から平成29年3月11日の間に取得した普通免許は、準中型免許(5t限定)に該当し、2tトラックの運転が可能です。

なお、クレーンが付いた2tトラックで荷物の積み下ろし作業をおこなう場合は、クレーンの操作や玉掛け作業の資格が必須です。走行するだけなら運転免許だけで問題ありませんが、クレーン作業をおこなう場合は事前に特別教育や技能講習を受ける必要があります。

レントでも、クレーン操作・玉掛け作業に必要な特別教育技能講習を実施しています。お問い合わせ・お申し込みは、以下からお気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ先 レント教習センター TEL:054-265-2320

クレーン操作に必要な資格についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。

【ボディタイプ別】2tトラックのサイズ

2tトラックにはボディの長さや幅によって複数のサイズが存在し、代表的なものとして、以下の3つがあります。

No. サイズ 全長 全幅
1 ショートボディ
約4.7〜5m 約1.7〜1.9m
2 ロングボディ
約6〜6.5m 約1.9〜2.1m
3 ワイドロングボディ
約6〜6.5m 約2.1〜2.2m

順に見ていきましょう。

1.ショートボディ

ショートボディは、2tトラックのなかで最もコンパクトなサイズです。小回りが利き、都心部の入り組んだ路地や交通量の多い市街地、狭い住宅街での配送に適しています。以下のとおり、全長が普通乗用車とほぼ変わりません。

【2tトラックと乗用車の全長】

  • ショートボディの2tトラック:約4.7〜5m
  • 乗用車:約3.9〜4.9m

運転感覚も乗用車に近いため、トラックの運転に慣れていない人でも比較的扱いやすいとされています。

2.ロングボディ

2tトラックのなかで標準的とされるサイズがロングボディです。ショートボディに比べて荷台部分が長く、より多くの荷物や長さのある資材などを運搬できます。

積載量を確保している一方で、百貨店の搬入口のような狭い場所での作業にも対応できるなど、汎用性の高さが魅力です。

3.ワイドロングボディ

ワイドロングボディでは、ロングボディの荷台の幅をさらに広げています。パレット積みの荷物や幅の広い建設機材などを積載できるため、荷役作業の効率を上げられます。

車体がひと回り大きいことから、現場では「3t車」と呼ぶ場合がありますが、最大積載量は3tではありません。もし3tの荷物を積んで走行すると「過積載」にあたるので、あくまで2tトラックのワイドロングボディであると認識しましょう。

代表的な2tトラック5選

ここでは、ダンプまで含めた代表的な2tトラックを5つ紹介します。

No. 種類 車両寸法(mm)の例
※全長×全幅×全高
荷台寸法(mm)の例
※全長×全幅×全高
1 平ボディートラック
  • 4,690×1,695×1,975
  • 6,070×1,900×2,190
  • 6,190×1,995×2,235
  • 3,115×1,615×380
  • 4,355×1,790×380
  • 4,355×1,895×380
2 パネルトラック冷凍車
  • 4,880×1,900×2,780
  • 4,980×1,880×3,040
  • 4,910×1,890×2,940
  • 3,100×1,780×1,840
  • 3,085×1,780×2,055
  • 3,150×1,790×1,885
3 クレーン付きトラック
  • 5,980×1,890×2,560
  • 5,980×1,890×2,510
  • 5,590×1,890×2,565
  • 3,600×1,790×380
  • 3,550×1,790×380
4 ダンプ
  • 4,690×1,690×1,970
  • 4,680×1,690×1,940
  • 4,690×1,690×1,980
  • 3,050×1,600×320
  • 3,050×1,600×280
5 ダブルキャブトラック
  • 4,690×1,690×1,980
  • 4,685×1,695×1,960
  • 5,205×1,885×2,125
  • 2,100×1,615×380
  • 2,085×1,620×380
  • 2,570×1,790×380

※表は横にスクロールできます。

順に見ていきましょう。

1.平ボディートラック

※画像は代表商品のものです。

項目 詳細
タイプ 標準(AT) ロングボディ(AT) ロングワイドボディ/AT 2tロングボディ/1200/S
型式 TKG-XZC605
(TPG-NJR85A)
TPG-NMR85AR
(TPG-XZC655)
2RG-XZU710 TKG-XZU655
最大積載量(kg) 2,000 2,000 2,000 2,000
乗車定員(名) 3 3 3 3
車両寸法 全長(mm) 4,690 6,070(5,985) 6,190 5,980
車両寸法 全幅(mm) 1,695 1,900(1,885) 1,995 1,880
車両寸法 全高(mm) 1,975 2,190(2,135) 2,235 2,140
荷台寸法 全長(mm) 3,115 4,355 4,355 4,340
荷台寸法 全幅(mm) 1,615 1,790 1,895 1,790
荷台寸法 全高(mm) 380 380 380 380
車両総重量(kg) 4,475 4,705(4,835) 5,095 5,035
運転免許 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定) 準中型免許 準中型免許

※表は横にスクロールできます。

平ボディートラックは、屋根のないオープン型のフラットな荷台を持つスタンダードな形状の車両です。荷台の周りには「アオリ」と呼ばれる囲いが設けられており、荷物の積み下ろしをスムーズにおこなえます。

建設資材から機械、引越し荷物まで幅広く対応しているうえ、積荷の形状や大きさを選ばない自由度の高さが魅力です。クレーンやフォークリフトを使った荷役作業もおこなえ、あらゆる現場で活躍します。

なお、以下のようにさまざまなラインナップがあるため、作業に合った車種を選べます。

【レントで利用できる平ボディトラックの種類】

  • ロングボディタイプ
  • ロングワイドボディタイプ
  • パワーゲート付き
  • 衝突被害軽減ブレーキ搭載車

レントの平ボディートラックは全車にドライブレコーダーを標準装備しています。万が一のトラブルが発生した際も、状況や原因の把握に役立ちます。また、ハンドルロック機能も付いているので、車両の不正使用や盗難のリスクを抑え、現場を離れる際も安心です。

平ボディートラックの詳細を見る

2.パネルトラック

※画像は代表商品のものです。

項目 詳細
タイプ 標準 AT スライドドア付 垂直パワーゲート付/5t 未満
型式 PDG-FE70B BDG-XZU308M BDG-XZU508 TKG-NLR85AN
ミッション MT AT MT MT
最大積載量(kg) 2,000 2,000 2,000 2,000
乗車定員(名) 3 3 3 3
パワーゲート 仕様 垂直
パワーゲート 昇降能力(kg) 600
車両寸法 全長(mm) 4,880 4,980 4,910 5,010
車両寸法 全幅(mm) 1,900 1,880 1,890 1,900
車両寸法 全高(mm) 2,780 3,040 2,940 2,810
荷台寸法 全長(mm) 3,100 3,085 3,085 3,150
荷台寸法 全幅(mm) 1,780 1,780 1,780 1,790
荷台寸法 全高(mm) 1,840 2,055 2,055 1,885
車両重量(kg) 2,580 2,690 2,590 2,740
車両総重量(kg) 4,745 4,885 4,755 4,905
運転免許 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定)

※表は横にスクロールできます。

アルミパネルで作られた箱型の荷台を搭載した車両が、パネルトラックです。荷台が完全に覆われているため、雨風やホコリ、直射日光から荷物を保護できます。施錠できる扉が付いているので、走行中に荷物が落下するリスクが少なく、防犯性を高めることが可能です。

また、車両によっては以下の機能が採用されています。

【パネルトラックの機能例】

  • ハネ上げ式ドア: 荷室のドアが屋根のように大きく開き、雨天時の搬入・搬出作業でも荷物を濡らす心配がない
  • 7人乗り: 作業員と資材を同時に載せられ、作業員を移動させる車両を別で用意せずに済む

ほかにも重量物の積み下ろしに便利なパワーゲート付きや、狭い場所での作業に適したスライドドア付きの車両もあります。

パネルトラックの詳細を見る

冷凍車

「2~3tトラック(小型トラック)」の荷台寸法と積載量 (5)

※画像は代表商品のものです。

項目 詳細
クラス 2t 2t
タイプ ショートボディ
ショートボディ/AT/S
メーカー 三菱 日野
最大積載量(kg) 2,000 2,000
乗車定員(名) 3 3
冷凍装置(度) ~- 20 ~- 20
荷室ドア
リヤー 観音開き 観音開き
サイド 左スライドドア
左スライドドア
燃料種別 軽油 軽油
車両寸法
全長(mm) 4,990 5,020
全幅(mm) 1,880 1,930
全高(mm) 2,810 2,760
荷台寸法
全長(mm) 3,030 3,060
全幅(mm) 1,660 1,675
全高(mm) 1,730 1,760
車両重量(kg) 3,080 2,930
車両総重量(kg) 5,245 5,095
運転免許 準中型免許 準中型免許

※表は横にスクロールできます。

冷凍車は、荷室に冷却機能が備わったパネルトラックの一種です。冷凍食品や生鮮食品、医薬品といった、温度管理が品質を左右する荷物の運搬に適しています。

よく似た機能を持つトラックに「冷蔵車」や「保冷車」がありますが、以下のような違いがあります。

車両の種類 機能と温度帯の目安 主な用途
冷凍車 -5度から-25度前後まで冷却できる 冷凍食品、アイスクリーム、鮮魚など
冷蔵車 5度前後まで冷却できる 精肉、青果、乳製品、弁当など
保冷車 冷却機能はなく、断熱材で温度をキープする 短距離の定温輸送

レントでは、マイナス20度まで冷却できる冷凍車を取り扱っています。また、車両が不正に使用されたり盗まれたりするリスクを軽減できる、ハンドルロック機能が搭載されています。万が一の事故に備えて、ドライブレコーダーが付いている点も魅力です。

冷凍車の詳細を見る

3.クレーン付きトラック

「2~3tトラック(小型トラック)」の荷台寸法と積載量 (3)

※画像は代表商品のものです。

項目 詳細
タイプ 3段U-CAN 3段RC-U 3段RC/J/AT 4段U-CAN
型式 TKG-XZU650 TKG-XZU650 TPG-NKR85AR BDG-XZU344
クレーン部:型式 URU263 U263 URG263 URU264
最大積載量(kg) 2,000 2,000 2,000 2,000
車両寸法:全長(mm) 5,980 5,980 5,590 5,990
車両寸法:全幅(mm) 1,890 1,890 1,890 1,890
車両寸法:全高(mm) 2,560 2,510 2,565 2,530
荷台寸法:全長(mm) 3,600 3,600 3,600 3,550
荷台寸法:全幅(mm) 1,790 1,790 1,790 1,790
荷台寸法:全高(mm) 380 380 380 380
床面地上高(mm) 865 865 1,015 885
車両重量(kg) 3,520 3,510 3,315 3,570
車両総重量(kg) 5,685 5,675 5,480 5,735
運転免許 準中型免許 準中型免許 準中型免許 準中型免許
操作要件 技能講習(クレーン・玉掛け) 技能講習(クレーン・玉掛け) 技能講習(クレーン・玉掛け) 技能講習(クレーン・玉掛け)

※表は横にスクロールできます。

運転席と荷台の間に小型クレーンを装備しているのが、クレーン付きトラック(ユニック)です。人の手で持ち上げられない重量物の積み下ろしを一台でおこなえます。

建設資材や重量のある機械、庭石などを吊り上げてトラックに積んだり、高所へ運んだりするのに適しています。建設現場や土木工事、造園業など、資材搬入が多い現場で能力を発揮する車両です。ラジコン付きで、ブーム伸縮とフック操作、ブーム起伏と旋回操作が可能な種類もあります。

車両ごとに付いている機能は異なるため、それぞれ確認しましょう。

クレーン付きトラックの詳細を見る

ユニック(クレーン付きトラック)についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ご一読ください。

4.ダンプ

※画像は代表商品のものです。

項目 詳細
タイプ 標準 低床(AT) 低床/AT/S 4WD 4WD
型式 TKG-NJR85AN TPG-NJR85AN 2RG-XZC600D TKG-NJR85AN TDG-NKS85AN
最大積載量(kg) 2,000 2,000 1,900 1,800 2,000
乗車定員(名) 3 3 3 3 3
車両寸法:全長(mm) 4,690 4,690 4,680 4,690 4,690
車両寸法:全幅(mm) 1,690 1,690(1,695) 1,690 1,690 1,690
車両寸法:全高(mm) 1,970 1,970 1,940 1,980 1,980
荷台寸法:全長(mm) 3,050(3,100) 3,050 3,050
荷台寸法:全幅(mm) 1,600 1,600 1,600
荷台寸法:全高(mm) 320 280 320
車両重量(kg) 2,800 2,820(2,840) 2,890 3,010 3,100
車両総重量(kg) 4,965 4,985(4,955) 4,955 4,975 5,175
運転免許 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t 限定) 準中型免許

※表は横にスクロールできます。

荷台を油圧で傾け、積載物を一気に滑り落とせるダンプは、土砂・砂利・産業廃棄物などの運搬を得意としています。荷下ろしをスピーディーにおこなえ、建設業や解体業、土木工事といった現場で使われる車両です。

なお、ダンプは主に以下の種類があります。

【ダンプの種類】

  • 土砂ダンプ:スタンダードなタイプで、後方に荷物を下ろす
  • 三転ダンプ:左右にも荷台を傾けられる
  • ローダーダンプ:重機を荷台に積み込める

また、車両によっては以下の仕様が備わっています。

【ダンプの仕様例】

  • 低床タイプ: 地上からの高さが低いため、乗り降りが楽で荷物の積み下ろしがしやすい
  • 4WDタイプ: 舗装されていない道路でも走りやすい

ダンプの種類だけではなく仕様にも目を向けて、作業に適した車両を選びましょう。

ダンプの詳細を見る

ダンプについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ご一読ください。

5.ダブルキャブトラック

※画像は代表商品のものです。

項目 詳細
タイプ 標準 AT 4WD AT/S HW PG付850 PG付1200/AT/Ad/S ワイドロング/PG付830
型式 TKG-XZU605 TPG-NJR85A TKG-XZU685 2RG-XZU605 TKG-XZU605 TKG-XZU605 2RG-NJR88A TPG-NPR85AR
最大積載量(kg) 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 1,950 2,000
最大リフト荷重(kg) 600 800 600
プラットホーム長さ(mm) 850 1,200 850
乗車定員(名) 6 6 6 6 6 6 6 7
車両寸法:全長(mm) 4,690 4,685 5,205 4,690 4,690 4,690 4,685 6,240
車両寸法:全幅(mm) 1,690 1,695 1,885 1,695 1,690 1,690 1,695 2,040
車両寸法:全高(mm) 1,980 1,960 2,125 1,985 1,980 1,980 1,995 2,320
荷台寸法:全長(mm) 2,100 2,085 2,570 2,100 2,100 2,080 2,070 3,365
荷台寸法:全幅(mm) 1,615 1,620 1,790 1,615 1,615 1,615 1,620 1,910
荷台寸法:全高(mm) 380 380 380 380 380 380 380 380
車両重量(kg) 2,360 2,350 2,780 2,520 2,360 2,540 2,630 3,140
車両総重量(kg) 4,690 4,680 5,100 4,850 4,690 4,870 4,910 5,525
運転免許 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定) 準中型免許 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定) 準中型免許(5t限定) 準中型免許

※表は横にスクロールできます。

ダブルキャブトラックは、運転室(キャブ)が2列になっており、約6~7名の作業員が乗車できるトラックです。後部座席がある分、荷台の長さは標準的なトラックより短くなりますが、多くの人員と必要な資材・機材を1台で同時に運べるというメリットがあります。

作業員を運ぶために乗用車やバンを手配していた場合は、定員の人数(6名前後)までなら不要になり、コストと手間の両面で改善が期待できます。建設・土木・電気工事といった、複数人のチームで現場へ移動し作業をおこなう業種に最適です。

現場に到着後、すぐに全員で作業に取りかかれるので、作業開始までの時間も短縮できます。

ダブルキャブトラックの詳細を見る

2tトラックの選び方

2tトラックは、以下の観点で選びます。

順に見ていきましょう。

1.最大積載量が荷物の重さよりも大きい

2tトラック選びで重要なのが、運ぶ荷物の重さに対して、トラックの最大積載量が不足していないかを確認することです。2tトラックは最大積載量が約2tですが、なかにはクレーンやパワーゲートなど架装の重さによって2t未満の車両もあります。

例えば、2tダンプには、最大積載量が1,800kgや1,900kgの車両も存在します。もし実際の最大積載量を超えて荷物を積んでしまうと過積載となり、事故につながりかねません。

「2tトラック」とされていても、使用前に車両ごとの正確な最大積載量を確かめることが重要です。

2.取得済みの免許で運転できる

取得している免許で、対象の2tトラックを運転できるか確認します。取得している免許によって、運転できる最大積載量や車両総重量が決まっています。似たような見た目の車両でも、車両総重量がわずかに違うだけで必要な免許が異なるケースがあるので注意しましょう。

例えば、同じ2t平ボディートラックでも、「準中型免許(5t限定)」で運転できる車両と「準中型免許」でなければ運転できない車両が存在します。万が一、資格のない車両を運転すると無免許運転と見なされ、懲役や罰金、さらには免許取り消しといった重い処分を受ける恐れがあります。

安全性のためにも運転する車両と免許証、両方の確認が必要です。

3.ドライブレコーダーなど必要な機能が付いている

運転する際の安全性や、作業時の効率を上げるなら、以下の機能が搭載されているかのチェックも重要です。

【必要な機能の一例】

  • ドライブレコーダー: 事故やトラブルが発生した際に、状況を見直せる
  • バックモニター: 車両後方の死角を映像で確認でき、後退時の接触事故のリスクを減らせる
  • パワーゲート: 荷台の後方に付いている昇降装置で、重量物の積み下ろし作業の負担を軽減できる

なお、バックモニターに関しては、2022年以降に販売される新車には搭載が義務付けられています。ドライブレコーダーに設置の義務はありませんが、法改正で義務化される可能性があります。

もしトラックの購入を考えているなら、バックモニターだけではなく、ドライブレコーダーも付いている車両を検討するのがおすすめです。

また、パワーゲートについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ご一読ください。

作業に適した2tトラックを選んで運搬の効率を高めよう

2tトラックは、最大積載量がおよそ2tのトラックです。コンパクトさと高い汎用性から多くの現場で活躍しています。ただし、車両ごとに最大積載量や免許は異なるため、利用する前に仕様表などを確認しましょう。

なお、2tトラックを用意するならレンタルするのも1つの方法です。レンタルなら、必要な台数のトラックを使いたいタイミングで用意できます。

料金は借りている間しか発生せず、レンタル会社が整備をおこなう関係上、購入やメンテナンスにかかるコストの削減が可能です。使い終わったら返却するだけなので、長期にわたって駐車スペースを確保する必要はありません。

産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、平ボディートラックやパネルトラックなど、2tトラックを豊富に取りそろえています。また、万が一の事故や破損などに備えて「安心サポート制度」も提供しています。

全国各地に商品を配送でき、受け取りや返却の手間を省けるので、以下よりお気軽に見積もりを依頼ください。

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