レンタルにおすすめの業務用ストーブ・ヒーター6選|選び方も解説

業務用ストーブ・ヒーターは、工場・倉庫から建設現場やイベント会場まで、さまざまなシーンで重用される暖房器具です。

この記事では、業務用ストーブやヒーターの選び方からおすすめの商品まで解説しています。「自社に合った商品をレンタルしたい」「レンタルで失敗しなくない」とお考えの方は、ご一読ください。

なお、業務用ストーブやヒーターを借りるなら、産業・建設機械のレンタル会社「レント」がおすすめです。レントではさまざまなニーズに応えられる、豊富な種類のストーブやヒーターを取りそろえています。

「自社に合った商品を選びたい」とお考えの方は、以下よりお気軽にご相談ください。

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業務用として使われるストーブ・ヒーターの種類

ストーブやヒーターは、空間全体や空間の一部を暖める際に用います。それぞれの放熱方式は、主に以下のとおりです。

  • ストーブ:燃料を燃やして発生した熱によって空間を直接暖める器具
    • 反射式
    • 対流式
    • ファン式
  • ヒーター:温風や放熱で空間を間接的に暖める器具
    • 遠赤外線式
    • ファン式

なお、業務用としてよく使われるストーブやヒーターの種類は以下のようにわけられます。

機器 燃料 特徴
石油ストーブ
灯油
  • ファン式ストーブ:内蔵のファンで温風を送り出し、すばやく空間を暖める
  • 対流式ストーブ:自然な空気の流れで部屋全体を暖める
業務用電気ファンヒーター
電気
  • 電熱線ヒーターの熱を利用し温風を届ける
  • 火を使わないため出火のリスクが低い
遠赤外線ヒーター
電気

灯油

  • 遠赤外線で体を芯から暖める
  • スポット暖房として活用できる
ジェットヒーター/スポットヒーター
灯油
  • バーナーで発生した熱をファンで送り出す
  • 暖房だけでなく乾燥目的でも活用できる
赤外線オイルヒーター
灯油
  • 遠赤外線ヒーターより発熱するまでの時間が短い
  • 風の影響を受けにくい
ダクト式熱風ヒーター
灯油
  • 入り組んだ場所でも、暖めたい箇所へ熱風を送れる
  • コンクリートの凍結防止や養生として使われることもある

上記のようのさまざまな種類があるため、利用シーンに応じてストーブやヒーターを選ぶ必要があります。

業務用のストーブやヒーターをレンタルする3つのメリット

業務用としてよく用いられるストーブやヒーターをレンタルするメリットは、次の3つです。

ストーブやヒーターをレンタルする3つのメリット

順に紹介します。

1.現場に最適な製品を調達できる

1つ目のメリットは、現場に合った製品を用意できることです。レンタル会社では以下のように、広い空間を暖める(もしくは、部分的に暖める)ものや火を使わないタイプなど、さまざまなストーブやヒーターを取りそろえています。

そのため、「屋内外の広い空間を暖めたい場合は赤外線オイルヒーター」「工場の一部を暖めたい場合はスポットヒーター」のように、利用シーンに合わせた製品をレンタルできます。

また、寒さが厳しい年は暖めるパワーが強い製品を用意する、暖冬の年は例年より台数を減らすなど、状況に合わせて柔軟に対応することも可能です。

2.保管スペースが不要

保管スペースが不要な点も、ストーブやヒーターをレンタルするメリットです。夏などの暖房器具を使わない時期は収納スペースを確保しなければならず、倉庫や物置内で場所をとります。

レンタルを利用すれば、使用後はレンタル会社に返却するだけなので、自社でストーブやヒーターを保管する場所を確保する必要がありません。必要な期間だけストーブやヒーターを借りられれば、保管場所の確保に悩むことがなくなります。

3.購入やメンテナンスのコストを削減できる

ストーブやヒーターをレンタルすることで、購入やメンテナンスにかかるコストを抑えられます。

1台だけ購入すれば目的を果たせるのであれば問題はありませんが、さまざまな利用シーンを想定して複数のヒーターを購入する場合は初期費用が膨らみます。

また、ストーブやヒーターは、手入れをせずに使うと故障の原因になったり火災の危険性が高まったりするため、毎シーズン手入れが必要です。

ですが、レンタルであれば、必要なときだけレンタル会社が整備したものを安心して使えます。そのため、購入やメンテナンスにかかるコストを減らしたい場合は、レンタルがおすすめです。

業務用のストーブやヒーターを選ぶ3つの基準

業務用ストーブやヒーターを選ぶときの基準は、以下の3つです。

ストーブやヒーターを選ぶ3つの基準

順番に解説します。

1.用途に適した暖房能力がある

まず、用途に合った暖房能力があるか確認します。ストーブやヒーターは、部屋を暖める・建築現場で内装を乾燥させるなど、さまざまな目的で使用されます。

そのため、以下のように状況に応じて適切なストーブやヒーターを選ぶことが重要です。

用途に合った暖房能力を持つ機器を選べば、効率的に空間を暖めたり乾燥させたりできます。

2.連続使用時間が作業時間に適している

連続使用時間が作業時間に適しているかどうかも、ストーブやヒーターを選ぶ基準のひとつです。給油式の機器を使用する場合は、連続使用時間が想定している作業時間より短いと、給油のために作業を中断しなければなりません。

給油するスタッフを確保できれば問題ありませんが、人員に余裕がない現場では給油のたびに作業を止めなければならず効率の低下につながります。

特に、建設現場での乾燥作業など、長時間にわたり連続して使用する場合も注意が必要です。さらに、石油を燃料とする製品は、その場に十分な燃料の用意がなければ、新たに調達する手間が発生します。

想定している作業時間や状況に応じて、適切な連続使用時間や燃料で対応できる製品を選ぶと、より効率的に作業をおこなえます。

3.事故を防止できる安全装置が付いている

火傷や火災などの事故につながるリスクを軽減するためにも、ストーブやヒーターに安全装置があるかも確認しておきましょう。例えば、遠赤外線石油ヒーターの場合、以下のような機能が備わっています。

▼安全装置の例

機能 概要
対震自動消火装置 震度5程度の地震や強い衝撃を受けたときに自動消火する装置
炎監視制御装置 火が出ているかどうかをチェックする装置
異常高低電圧検知装置 電気の電圧が正常な範囲を超えていないかチェックする装置
停電時安全装置 電気が止まったときに安全を守るための装置
過負荷保護装置 負荷がかかり過ぎていないかチェックする装置

ストーブやヒーターにこのような安全装置が付いていれば、使用中に異常があったときに自動停止するので火災のリスクを減らせます。

また、石油やガスを燃料とする製品は、二酸化炭素や一酸化炭素が発生するため、使うときは十分な換気が欠かせません。もし利用する場所で換気ができない場合、電気で稼働する製品をレンタルするといった配慮が必要です。

「きっと大丈夫だろう」と考えるのではなく安全対策をできる製品を選ぶことで、思いがけない事故の予防につながります。

業務用ストーブやヒーターをレンタルする会社を選ぶ2つのポイント

業務用ストーブやヒーターをレンタルする会社を選ぶときのポイントは、以下の2つです。

ストーブやヒーターをレンタルする会社を選ぶ2つのポイント

順番に見ていきましょう。

1.用途に適した機種や付属品(ダクト)を取り扱っている

1つ目のポイントは、用途に合った機種を取り扱っているかどうかを確認することです。現場に適切な機種がなければ、作業に支障をきたしたり事故につながったりする恐れがあります。

取り扱い機種が多いレンタル会社であれば、現場の状況や作業内容に合った機種を選べるため、作業をスムーズかつ安全に進められます。

また、ダクト式熱風ヒーター仮設用移動式大型温風ヒーターなどを使用する場合、併用するダクトもまとめて調達できるレンタル会社を選ぶと便利です。

レンタル会社によっては、ヒーターはレンタル、ダクトは販売品として扱っているケースがあるため、用途に合った機種や付属品をまとめてレンタルできるかチェックしておこくとは重要です。

2.返却時のルールが明確である

返却時のルールが明確か確認することも大切です。返却する際の条件を事前に確認しておくと、思わぬ追加費用の支払いを防げます。

【返却ルールの例】

  • 延長料金が発生するタイミング
  • 清掃の範囲(汚れをすべて拭き取って返却など)
  • 燃料の対応方法(灯油は使い切って返却など)

上記のほかにもルールが設けられているケースがあるので、気になる点があればレンタル時にレンタル会社のスタッフへ質問しておくと安心です。「返却後はレンタル会社が処理するだろう」と考えるのではなく、お互いに気持ちよくやり取りできるよう心がけましょう。

業務用ストーブやヒーターをレンタルするなら「レント」がおすすめ

業務用として使うストーブやヒーターをレンタルするなら、産業・建設機械のレンタル会社「レント」がおすすめです。レントでストーブ・ヒーターを借りるメリットは次のとおりです。

レントでストーブ・ヒーターをレンタルするメリット

レントでは、一般的な石油ストーブから広い空間を暖められる大型のヒーターまで、豊富な種類の商品を取りそろえています。

全国の在庫を一元管理しているので、ご要望に合った暖房能力や台数のご用意が可能です。また、ダクトも併せてレンタルいただけるので、自社で購入いただく必要がありません。

さらに、整備済みの製品をレンタルできるので、自社でメンテナンスの手間をかけずに、安全にストーブやヒーターを使えます。「希望に合わせてストーブ(ヒーター)や付属品をレンタルしたい」とお考えの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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レンタルにおすすめのストーブ・ヒーター6選

ここからは、レンタルにおすすめのストーブやヒーターを紹介します。

  1. ストーブ
  2. ファンヒーター
  3. 遠赤外線ヒーター
  4. ジェットヒーター
  5. ダクト式熱風ヒーター
  6. 仮設用移動式大型温風ヒーター

順に見ていきましょう。

1.ストーブ

ストーブ

項目 詳細
暖房出力 (kW) 2.87~17.5
暖房の目安(畳) ・コンクリート:10~60
・木造:8~43
寸法(mm)
※幅×奥行き×高さ
428×315×453、
507×581×724 など
重さ(kg) 7.3~19
電源 (V) 単1電池×2、単相100

レントでは主に以下2タイプのストーブを扱っており、使う場所や目的に応じて製品を選べます。

  • ファン式
  • 対流式

ファン式ストーブは内蔵のファンで温風を送り出すため、すばやく空間を暖められます。一方、対流式ストーブは、温風を発生させ自然な空気の流れで部屋全体を暖めるため、温風が苦手な人にもおすすめです。

なお、単1電池2個で稼働できるストーブも用意されているので、電源(コンセント)の確保が難しい場所でも使用可能です。

ストーブの詳細を見る

2.業務用電気ファンヒーター

業務用電気ファンヒーター

項目 詳細
暖房出力 (kW) 10
寸法(mm)
※幅×奥行き×高さ
700×510×895
重さ(kg) 25.5
電源 (V) 三相200

業務用電気ファンヒーターは、電熱線ヒーターの熱を利用してきれいな温風を届けるヒーターです。火を使わず温風を送って空間を暖めるため、以下のようなシーンで乾燥させたいときにも使えます。

  • 壁紙を貼った後の乾燥
  • 物を洗浄した後の水滴の除去や乾燥

また、一定の温度以上になると自動的に稼働を停止する「過昇温度防止装置」が搭載されているため、安心して長時間の稼働にも使用できます。

業務用電気ファンヒーターの詳細を見る

3.遠赤外線ヒーター

遠赤外線ヒーターは、人体に吸収されやすい遠赤外線を利用した暖房器具です。熱が光のように直進し、熱が当たる部分のみを暖められます。

▼業務用暖房器具 遠赤外線電気ヒーター

業務用暖房器具 遠赤外線電気ヒーター

項目 詳細
暖房出力 (kW) 1~4.5
本体寸法(mm)
※幅×奥行き×高さ
149×152×847、
149×152×1,076 など
重さ(kg) 7~18.1
電源 (V) 単相100、単相200、三相200

ハンドルとローラーが付いて持ち運びがラクな、コンパクトタイプのヒーターです。照射方向を左右に微調整できるため、設置場所や作業状況にあわせて設定できます。

ほかにも、同時に複数人を暖められる自動首振りタイプや、消し忘れを防げるタイマー機能が付いたタイプなどがあります。

業務用暖房器具 遠赤外線電気ヒーターの詳細を見る

▼業務用暖房器具 遠赤外線石油ヒーター

業務用暖房器具 遠赤外線石油ヒーター

項目 詳細
暖房出力 (kW) 12~21
暖房の目安(㎡) ・コンクリート:79~123

・木造:57~88

寸法(mm)
※幅×奥行き×高さ
984×1,365×345×984、
1,595×345×1,159 など
重さ(kg) 55、65
電源 (V) 単相100V

ワイドな放熱面積を有している遠赤外線石油ヒーターは、放熱部後方の反射板が遠赤外線を効率良く前面に放射する仕組みで、暖かさを倍増させます。

超薄型ボディで「対震自動消火装置」「停電時安全装置」などの安全装置が付いているため、工場からオフィスまで対応可能です。

業務用暖房器具 遠赤外線石油ヒーターの詳細を見る

▼赤外線オイルヒーター

赤外線オイルヒーター

項目 詳細
暖房出力 (kW) 14.1~38.8
暖房の目安(㎡) ・コンクリート:83~219
・木造:60~159
寸法(mm)
※幅×奥行き×高さ
520×575×655、
1,143×514×971 など
重さ(kg) 21~57
電源 (V) 単相100V

「赤外線ヒーター」は、遠赤外線ヒーターより発熱するまでの時間が短いため、すぐ空間を暖めたいときに活躍します。さらに、風の影響を受けにくく、工場や体育館などでのスポット暖房や半屋外の暖房に最適です。

建築現場などハードな現場向け(堅牢タイプ)や、首振り機能が付いた工場・倉庫など屋内向けのタイプもあります。

赤外線オイルヒーターの詳細を見る

4.ジェットヒーター

ジェットヒーター

項目 詳細
暖房出力 (kW) 6.3~35
暖房の目安(㎡) ・コンクリート:42~200
・木造:30~143
寸法(mm)
※幅×奥行き×高さ
255×535×420、
565×717×810
重さ(kg) 11.5、38
電源 (V) AC100V

ジェットヒーターは、バーナーで発生した熱をファンで送り出し、空気の対流を利用して室内全体を暖める商品です。暖房だけでなく乾燥目的でも活用できるため、以下のように幅広い用途で使えます。

  • 接着剤や塗料の乾燥
  • 建物の玄関先の凍結防止
  • 建設・土木現場やアウトドアレジャーでの暖房

軽量型(油タンク容量7.3L)と標準型(油タンク容量54L)を用意していますので、機種別の安全装置対応表を以下よりご覧ください。

ジェットヒーター/スポットヒーターの詳細を見る

5.ダクト式熱風ヒーター

ダクト式熱風ヒーター

項目 詳細
暖房出力 (kW) 33.3、35
暖房の目安(㎡) ・コンクリート:168~201
・木造:122~142
寸法(mm)
※幅×奥行き×高さ
605×1,002×712、
554×998×746
重さ(kg) 50、55
電源 (V) 単相100

ダクト送風が可能なダクト式熱風ヒーターなら、入り組んだ場所でも暖めたい箇所へダイレクトに熱風を送れます。また、建築現場でコンクリートの凍結防止や養生として使用することも可能です。

3段に積んで収納できるため、使っていないときでも場所を取りにくく置き場を確保しやすい点も特徴です。

なお、運転には別置きのタンクが必要ですが、レントではタンク・送風に使うビニールダクト(別売り)なども併せて取り扱っているため、必要なものをまとめて準備いただけます。

ダクト式熱風ヒーターの詳細を見る

6.仮設用移動式大型温風ヒーター

仮設用移動式大型温風ヒーター

項目 詳細
暖房出力 (kW) 50.7
暖房の目安(㎡) ・コンクリート:294.2
・木造:208.3
寸法(mm)
※幅×奥行き×高さ
770×1,450×990
重さ(kg) 95
電源 (V) 単相100

屋外・屋外のどちらにも設置できる仮設用移動式大型温風ヒーターは、空間内の空気をヒーターで暖めて循環させるタイプの商品です。なお、屋内に設置する場合は発生したガスを煙突から排出できるよう、以下のように排気管を設置します。

排気管の設置例

大型の燃料タンクを搭載しておりおよそ21時間にわたる運転が可能なので、広い空間を暖めたい場合や乾燥させたい場合は、ぜひ以下より詳細をご覧ください。

仮設用移動式大型温風ヒーターの詳細を見る

現場に合ったストーブやヒーターをレンタルしよう

ストーブやヒーターをレンタルすると目的に合った器具を利用できるうえ、購入・メンテナンスにかかるコスト削減も可能です。作業内容や使う環境に合わせて、ストーブやヒーターをレンタルしましょう。

なお、産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、屋内・屋外でもさまざまな利用シーンに対応できるストーブやヒーターを取りそろえています。

全国の在庫から必要な商品をご用意可能ですので「自社に適した商品をレンタルしたい」とお考えの方は、以下よりお気軽にお見積もりを依頼ください。

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