業務用ブロワーの種類と選び方、安全に使うためのポイントを解説

業務用ブロワーは、動力源や形状の種類が多く、用途も幅広い機械です。現場に合わないタイプを選ぶと作業効率が落ちたり、取り回しに苦労したりすることがあります。

本記事では、業務用ブロワーの種類ごとの特徴と使いどころを整理し、選び方を解説します。現場に最適な1台を選ぶ際の参考にしてください。

産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、業務用のエンジン式ブロワーや電動ブロワーを取り扱っています。必要な期間だけ手間なく利用したい場合は、以下のボタンから見積もりをご依頼ください。

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業務用ブロワーとは

ブロワーとは、強力な風を発生させて、落ち葉や粉じん(細かいホコリ)などを一気に吹き飛ばしたり集めたりする機械です。内蔵されたファンをモーターやエンジンで高速回転させる仕組みです。

業務用として販売・レンタルされているブロワーは、広い敷地や建設現場などでの作業を想定して設計されています。そのため、家庭用よりも風量や風速がパワフルなものが多い傾向にあります。

ブロワーの主な用途

業務用ブロワーは、さまざまな現場で活用されており、代表的な用途は以下のとおりです。

【ブロワーの主な用途】

  • 清掃・造園
    公園・駐車場・庭園などで散らばった落ち葉やゴミを1か所に集める
  • 建設現場
    作業後に発生する木くずや粉じんの除去
  • 工場・作業場
    機械の隙間やサッシの溝など、ほうきや手が届きにくい箇所の粉じんの除去
  • 洗車
    ボディやグリル、サイドミラーに残った水滴の吹き飛ばし

いずれも共通するのは、人の手やほうきでは時間がかかる作業を短時間で処理できる点です。広い敷地だけでなく、機械の隙間やサッシの溝など、物を動かさないと掃除できない場所でも役立ちます。

【動力別】業務用ブロワーの種類

業務用ブロワーは、動力源によって主に3つのタイプに分けられます。

No. 種類 特徴
1 エンジン式

  • ほかの種類より風量・風速が大きいものが多い
  • 屋外向き
2 コード式

  • バッテリー切れの心配がなく安定した風量・風速を保てる
  • 室内での連続使用向き
3 充電式

  • コードレスで軽量
  • 屋内・屋外両方使える

分類は、メーカーや機種により異なる場合があります。では、それぞれの特徴と向いている現場を詳しく見ていきましょう。

1. エンジン式

【向いている現場】

  • 大量の落ち葉が積もる公園
  • 粉じんが広範囲に散る建設現場 など

エンジン式のブロワーは、ガソリンエンジンを動力源とするタイプです。3種類のなかでも風量・風速が大きい機種が多く、パワーが求められる屋外作業で使われます。

一方で、ガソリンの調達が必要なことに加え、騒音・振動・排気ガスが発生するため周辺環境への配慮が必要です。屋内や換気が不十分な場所での使用は避けましょう。

エンジン式ブロワーの機種例

  • 背負い式
  • 手持ち式
  • 集じん機能付き

>>詳細はこちらからご覧ください。

2. コード式

【向いている現場】

  • 工場内や作業場などの電源が確保しやすい現場

コンセントから給電するタイプを、コード式ブロワーと呼びます。電源を確保できれば、バッテリー切れや燃料切れを気にせずに長時間運転できるのがメリットです。

バッテリーを搭載していない分、本体が軽く、腕への負担も抑えられます。ただし、作業範囲が電源の位置や延長コードの長さに限られ、コードの取り回しに考慮が必要です。

コード式ブロワーの機種例

  • ハンドブロワ

>>詳細はこちらからご覧ください。

3. 充電式

【向いている現場】

  • 電源が確保しにくい屋外の清掃作業
  • 住宅街や病院周辺など騒音に配慮が必要な現場 など

電源コードがいらず持ち運びしやすいのが、リチウムイオンバッテリーを搭載している充電式ブロワーです。電源やガソリンが不要なので、屋内や屋外、高所、狭い場所など、あらゆる場所に持ち運んで手軽に使えます。

エンジン式に比べて動作音が静かなため、住宅街や病院周辺など、騒音への配慮が必要な現場でも使いやすいタイプです。

一方、バッテリー容量によって使用時間が制限されます。広い敷地で長時間の作業をする場合は、予備バッテリーの準備やバッテリー容量の大きい機種の選定が必要です。

充電式ブロワーの機種例

  • ブロワ充電式
  • ブロワ充電式/18V

>>詳細はこちらからご覧ください。

【形状・機能別】業務用ブロワーの種類

業務用ブロワーは、動力源だけでなく形状や機能にも違いがあります。

No. 種類 特徴
1 背負い式

本体をリュックのように背中に背負い、ノズルを手で持って操作するタイプ
2 手持ち式

本体を片手または両手で持って操作するタイプ
3 集じん機能付き

ブロワーの送風機能に加えて、吸い込み(集じん)機能を備えたタイプ

現場の広さや作業内容に応じて使い分けるのが一般的です。では、1つずつ見ていきましょう。

1. 背負い式

【活用シーン】

  • 公園・ゴルフ場・工場・学校などの広い敷地の落ち葉やゴミを集める
  • 工事現場の砂利や砂、粉じんを吹き飛ばす

背負い式は、本体をリュックのように背負って作業をおこなうタイプのブロワーです。重量を肩と背中で分散するため、長時間の作業でも腕が疲れにくく、広い敷地での作業に向いています。

また、手持ち式より大型でハイパワーなエンジンや大きな燃料タンクを備えられます。

2. 手持ち式

【活用シーン】

  • 店舗前・駐車場・住宅周りなどの比較的狭い範囲の清掃
  • 工場・作業場内・機械の隙間の粉じんを吹き飛ばす
  • 洗車後にボディやグリル、サイドミラーに残った水滴を吹き飛ばす

背負い式と比べるとコンパクトで小回りがきくのが、手持ち式ブロワーです。本体を片手または両手で持って操作するので持ち運びに便利な反面、本体の重量がすべて腕にかかるため、長時間の連続使用には向きません。

スイッチ操作で素早く起動・停止ができ、移動と作業を繰り返すような現場で重宝します。

3. 集じん機能付き

【活用シーン】

  • 建設現場の粉じんを集め、回収する
  • 店舗前、駐車場周りでゴミを集め、回収する

ブロワーのなかには、ブロワーバキュームと呼ばれる集じん機能が付いているタイプもあります。レバーを切り替えるだけで、「吹き飛ばして集める」と「吸い込んで回収する」の2役を使い分けられるため、作業の効率化が期待できます。

ただし、フィルターや吸い込み口が詰まる場合があるので、ダストバッグの清掃やフィルターの点検などの定期的なメンテナンスが必要です。

業務用ブロワーの選び方

現場に合ったブロワーを選ぶためには、以下の3つのポイントを確認しましょう。

1つずつ解説します。

1. 作業場所や作業時間に適している

まずは現場の条件を確認し、作業場所や作業時間を考慮して、動力源と形状をそれぞれ絞り込みます。コンセントが確保できない場所や長時間の連続した作業が必要な現場など、状況によって選ぶべきタイプが異なるからです。

【動力源の選び方】

  • 電源が確保できない屋外:エンジン式・充電式
  • 電源が確保できる屋内・工場:コード式
  • 騒音・排気ガスへの配慮が必要:充電式・コード式

【形状ごとの選び方】

  • 広い敷地で長時間作業する:背負い式
  • 狭い範囲をこまめに清掃する:手持ち式
  • 吹き飛ばした粉じんをその場で回収したい:集じん機能付き

例えば「電源のない屋外で、広い敷地を長時間清掃する」なら、動力源はエンジン式、形状は背負い式が第一候補になります。このように、2つの軸をかけ合わせることで候補を絞り込めます。

2. 用途に対して適した風量・風速である

次に重要なのが、用途(吹き飛ばしたい対象物)に合わせて風量や風速を選ぶことです。

【風量(m3/min)とは】

  • 1分あたりに送れる空気の量
  • 数値が高いほど、一度に広範囲のゴミを動かせる

【風速(m/s)とは】

  • 風の速さ
  • 数値が高いほど、張り付いたゴミを動かせる

数値は、高ければ良いというわけではありません。以下のように、用途によってどちらを重視するかを考えると決めやすいです。

用途 重視する機能
乾燥した落ち葉や軽いゴミ 風量(m3/min)
広範囲を一度に動かすには空気の量が必要
湿った落ち葉や砂 風速(m/s)
地面に張り付いた対象を剥がすには風の勢いが必要
洗車後の水滴 風速(m/s)
ピンポイントで吹き飛ばすには風の勢いが必要

また、対象が木くずや粉じんなど軽いものの場合、パワーが強すぎるとかえって周囲に散らばってしまう可能性があるため、風量・風速の強弱を調整できる機能がある機種を選ぶのがおすすめです。

仕様書の風量・風速の数値を確認する際は「どんな対象物を動かしたいか」を確認して、優先する機能を決めましょう。

3. 作業内容に合った機能やアタッチメントが付いている

最後に、作業環境に応じて必要な機能やアタッチメントがそろっているかを確認します。業務用のブロワーには便利な機能やアタッチメントが付いた機種があり、作業時間短縮につながることがあります。

【機能・アタッチメントの例】

  • 周辺環境に配慮した「低騒音装置」
  • 広範囲に風を送れる「ワイドノズル」
  • 風を狭い範囲に集中させる「細口ノズル」
  • 高所や手の届きにくい場所に伸ばせる「延長パイプ」
  • 充電式で重宝する「予備バッテリー」

現場の条件が複数ある場合は、対象物に合わせて風の当て方を変えられるアタッチメントの対応幅が広い機種を選ぶと汎用性が高くなります。

このように、カタログや仕様書で対応するアタッチメントを確認し、現場の条件に合った機種を選びましょう。

業務用ブロワーを安全に使うために注意するポイント

業務用ブロワーを安全に使うには「飛散」「粉じん」「騒音」に注意が必要です。スムーズに作業を進めるためにも、以下のポイントを守って使用しましょう。

【使用時の注意点】

  • 必要に応じて保護具を着用する(保護メガネ・防じんマスク・耳栓・イヤーマフなど)
  • 作業前に周囲を確認する
  • 飛び散り防止のため、風量は弱めから始める
  • 粉じんが多い場合は、隔離・換気・回収をセットでおこなう(可能なら集じん機能付きの機種を検討する)

【動力源ごとの注意点】

  • エンジン式
    排気ガスが発生するため換気を確保する
    給油は火気のない場所でおこなう
  • コード式
    コードの断線・つまずき・水濡れに注意する
  • 充電式
    バッテリーの発熱やショートに注意する

さらに、使用前の点検と作業後のメンテナンスを習慣化することで、事故やトラブルを防げます。

現場に合った業務用ブロワーを使って効率的に作業しよう

業務用ブロワーにはさまざまな種類があり、動力源・形状・アタッチメントの組み合わせで現場に最適な一台が変わります。

とはいえ、すべてのタイプを購入するのは費用がかかるうえ、メンテナンスの手間なども発生します。「必要な期間だけ使いたい」という場合は、レンタルの活用も選択肢の1つです。

産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、エンジン式・電動式(コード・充電)ブロワーを取り扱っています。加えて、集じん機など、清掃作業や建設現場に必要な機器もまとめてレンタル可能です。詳しくは、以下のボタンから見積もりをご依頼ください。

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