レンタルにおすすめの発電機5選|サイズ別の選び方も解説

「発電機をレンタルしたい」とお考えではありませんか?

この記事では、発電機をレンタルするメリットや選び方、おすすめの製品を紹介します。小型・大型にわけて選定ポイントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、発電機を借りるなら、産業・建設機械のレンタル会社「レント」がおすすめです。豊富なラインナップから案件に最適な製品をご提案できるうえ、補償サービスも充実していますので、以下よりお気軽にお見積もりを依頼ください。

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発電機とは

発電機とは、軽油やガソリンなどの燃料でエンジンを動かし、装置内のコイルや磁石を回転させて電気を発生させる機器のことです。コンセントのない場所でも電力を得られるため、次のような用途で使われます。

【発電機の活用シーン例】

  • 工事現場で使う電動工具の電源
  • イベント会場の照明や音響機器の電源
  • 災害時の非常用電源

発電機のタイプは、大きくわけて以下の2つです。

  1. 持ち運べる小型タイプ
  2. 据え置きが前提の中・大型タイプ

移動が簡単な小型タイプは、一時的な電力確保に向いています。一方、中・大型タイプは、大容量の電力を供給できるので、複数の機械に供給したり長時間にわたって使用したりする場合におすすめです。

発電機をレンタルする4つのメリット

発電機をレンタルすることで、以下のメリットを期待できます。

発電機をレンタルする4つのメリット

順番に見ていきましょう。

1.必要なときだけ用途に適した発電機を用意できる

1つ目は、必要なときだけ用途に合った発電機を用意できる点です。発電機は電圧・定格出力やサイズがさまざまなので、適切に選ばないと現場で必要な電力を供給できません。

【定格出力とは】
発電機が安定して出力できる電力のこと。「VA」という単位であらわす。

例えば、消費電力が発電機の定格出力をオーバーすると、過負荷の状態になり電力供給が自動的に止まってしまいます。また、現場によって発電機の設置スペースが限られることがあるので、サイズを考慮することも重要です。

さらに、レンタルであれば以下のような要件にも対応できます。

  • 油漏れを防止したい場合:オイルガード付きの発電機
  • 騒音規制の厳しい地域で使用する場合:超低騒音タイプの発電機
  • 長時間の連続運転が必要な場合:ビッグタンク付きの発電機

用途に合わせて購入すると、使用頻度が少ない発電機も保有しなければならないため、必要なときだけレンタルで用意するのがおすすめです。

2.保管場所を確保する必要がない

保管する場所の確保が不要な点も、発電機をレンタルするメリットとして挙げられます。小型の発電機であっても、複数保有する場合はまとまったスペースが必要です。

さまざまな資材や機械を保管しなければならないなか、発電機のために新たなスペースを確保するのは大変なことです。一方で、使用後に返却するレンタルなら、収納スペースを用意する必要がなくなり保管コストをカットできます。

3.購入費用やメンテナンス費用を削減できる

レンタルであれば、発電機の購入費用や維持費の削減も可能です。

用途に適した発電機をその都度用意するとなれば、購入費用がふくらみます。さらに、安全に使用するためには、点検・清掃や故障時の修理などメンテナンスも必要です。

発電機は、電気事業法や消防法などの法令によって維持管理に関する細かな基準が設けられているので、対応しなければなりません。

レンタルであっても、日常的な点検や清掃はもちろん必要です。ただ、購入費用やメンテナンス費用を抑えられるので、最低限のコストで整備された発電機を利用できます。

4.分電盤などの周辺機器も併せてレンタルできる

レンタルでは、以下のような周辺機器も同時に借りられるので、購入にかかる費用や調達の手間も削減できます。

  • 分電盤:安全に電気を提供するための装置
  • キャプタイヤケーブル:主に移動用として使用される、耐摩耗・耐衝撃・耐水性・耐熱性・柔軟性に優れたケーブル
  • トランス(変圧器):電圧を変えるために用いる機器

周辺機器は、現場や発電機に適したものを選ぶ必要があるので、用意する際は注意が必要です。レンタル会社を利用すれば、担当者に相談しながら必要な製品をまとめて用意できるので、準備に時間を取らず作業に臨めます。

「小型」の発電機を選ぶ3つの基準

ここからは発電機を選ぶときの基準を紹介します。小型と大型では選び方が異なるため、まずは小型の発電機の選び方を解説します。

「小型」の発電機を選ぶ3つの基準

順番に見ていきましょう。

1.用途に適した機種である

小型発電機を選ぶ際は、用途に合わせて「一般的な小型発電機」か「インバータタイプ」から選びます。

タイプ 特徴 用途や利用シーン
一般的なタイプ
  • 価格が安い
  • レンタル費用を抑えたいとき
  • 簡単に電源を確保したいとき
インバータタイプ
  • 出力が安定した電気を発電
  • 静音性が高い
  • 低燃費
  • 精密機器を使うとき
  • 騒音を抑えたいとき

上記のようにそれぞれの特徴が異なるので、どのような現場でどのように使いたいかを把握しておくことが重要です。

さらに日本国内では、地域によって周波数が50Hzと60Hzにわかれており、使用予定の電子機器が発電機の周波数に対応していないケースがあります。誤って使用すると故障の原因となるため、使用したい機器に合った周波数の発電機をレンタルしましょう。

2.必要な消費電力・起動電力を確保できる

充分な消費電力と起動電力を確保できるかどうかも選定のポイントです。電子機器によっては、消費電力の何倍もの電力が起動時に必要になるケースがあります。

そのため、発電機を選ぶ際は通常の消費電力だけではなく、起動電力も充分であるかを確認しなければなりません。消費電力と起動電力を充分に確保できる発電機を選ぶことで、作業中の電力不足や機器の故障を防げます。

3.使用予定の電子機器を同時に使用できるパワーがある

使用する電子機器をすべて同時に稼働できるかについても確認しておきましょう。具体的には、以下の2つを比較します。

  1. 使用する電子機器の起動電力を合計した数値
  2. 発電機で発電できる電力(定格出力)

例えば以下の場合、起動電力の合計が5,000Wなので、定格出力が5kVA以上の発電機が必要です。

発電機で使用する機械の起動電力を合計する

また、作業を進めるうちに電子機器を追加して使用する可能性もあるので、注意しなければなりません。使用する電子機器の合計電力がどれくらいになるかを予測したうえで、発電機の定格出力を超えないように調整しましょう。

「中・大型」の発電機を選ぶ3つの基準

続いて、中型と大型の発電機を選ぶときの基準も紹介します。

「中・大型」発電機を選ぶ基準

順に見ていきましょう。

1.作業に必要な電力を確保できる

まずは、作業に必要な電力を確保できるか確認します。特に、一度に多くの電力を必要とする以下のような場所では、余裕をもたせて電力を確保できると安心です。

  • 工事現場
  • 建設現場
  • 工場

作業中に電力が不足すると機器の動作不良や作業の中断につながるため、連続して作業できる時間も考慮に入れる必要があります。発電機の燃料タンクの容量を確認し、給油なしで作業を継続できる時間をチェックしましょう。

また、故障時や給油時にはオイル漏れが発生する恐れがあるので、オイルガードなどの対策を施した発電機を選ぶとより安心です。

2.設置場所に適したサイズ・騒音値である

設置場所に合ったサイズや騒音値であることも選定のポイントです。現場によっては設置スペースが限られる場合があります。

屋内への設置を考えていても、選んだ発電機が屋外にしか置けないケースがあります。事前に設置場所を決め、そのスペースに収まるサイズの発電機を選びましょう。

また、夜間や住宅街近くで作業するときは、騒音への配慮が欠かせません。低騒音タイプの発電機を選ぶと周囲への騒音を抑えられ、安心して作業を進められます。

3.設置に必要な届出への対応や資格保有者の確保ができる

発電機を利用するにあたり、法令にもとづく届出や資格保有者が必要になる場合があるので、自社で対応できるかについても検討しておくことが重要です。

なお、該当する発電機や届出などは以下のとおりです。

  • 燃料タンクの容量が200L以上・1,000L未満の発電機
    • 火災予防条例により、管轄の消防署への届出が必要
  • 出力10kW以上の発電機
    • 「発電所」として扱われ、保安規定の届出や主任技術者選任の届出が必要

また、発電機を設置するときに以下の作業を実施するには、電気工事士の資格を保有した者が対応にあたらなければなりません。

  • 接地(アース)線を発電機へ取り付ける作業
  • 接地線相互もしくは接地線と接地極との接続
  • 接地極の地面への埋設

一方で、燃料が大きめな発電機(オイルフェンス一体型)でも消防署への届出が不要なモデルがあります。

そのため、自社での対応が難しい場合は、手続きの有無を確認したうえで発電機をレンタルすれば、最低限の手続きで使い始められます。

発電機をレンタルする会社を選ぶ3つのポイント

発電機をレンタルする会社を選ぶポイントは以下の3つです。

発電機をレンタルする会社を選ぶ3つのポイント

それぞれのポイントを解説します。

1.取り扱っている発電機の種類が豊富である

1つ目のポイントは、発電機の種類が豊富なレンタル会社を選ぶことです。取り扱っている発電機の種類が多いほど、以下のように利用シーンに合った発電機が見つかります。

  • 現場内で移動が多い場合:キャスター付きや小型の発電機
  • 海や川の近くで作業する場合:オイルガード付きの発電機

また、ラインナップが豊富であれば、起動電力の合計値をクリアできる発電機を選ぶ際に妥協せず最適な種類を用意できます。

2.オイルガードなどの周辺機器を併せてレンタルできる

以下のような周辺機器を同時にレンタルできる業者を選ぶことも重要です。発電機と同時にオイルガードや分電盤なども借りられれば、より安全に作業できる環境を整えられます。

【周辺機器の例】

  • オイルガード:発電機と床や地面の間に敷く受け皿のような道具
  • 分電盤:安全に電気を提供するための装置
  • キャプタイヤケーブル:主に移動用として使用されるケーブル
  • トランス(変圧器):電圧を変えるために用いる機器

レンタル会社によっては、周辺機器のラインナップが限られており、一部を自社で購入したりほかのレンタル会社で借りたりしなければならないケースがあります。

ですが、まとめてレンタルできれば準備コストをカットできるので、スムーズに作業を開始できます。

3.補償サービスが充実している

万が一、故障や破損が発生した場合に備え、レンタル会社の補償内容を事前に確認しましょう。補償が不十分だと、事故発生時の自己負担額が増大してしまう恐れがあります。

例えば、レントの補償内容は以下のとおりです。

【レントの補償サービス例】

  • サポート金額(限度額):実損害
  • お客様負担金額(目安):0.2~16.5万円

※サポート範囲は、火災・爆発・盗難・破損など偶然な事故(輸送中・移動中も含む)

一般的な補償の対象は、現場内で発生した偶然の事故ですが、輸送中の事故なども補償対象に含まれるかを確認しておくとより安心です。補償サービスが充実しているレンタル会社を選ぶと、万一の事態に備えながら、安心して発電機を利用できます。

発電機をレンタルするなら「レント」がおすすめ

発電機のレンタルを検討しているなら、産業・建設機械のレンタル会社「レント」がおすすめです。レントで発電機をレンタルする3つのメリット

レントは小型から大型まで、多種多様な発電機をラインナップしているため、現場のニーズに沿った発電機のレンタルが可能です。また、発電機だけではなく以下の周辺機器も一緒にレンタルできるので、安全性や作業効率アップにつながります。

【レントでレンタル可能な周辺機器の例】

  • オイルガード
  • 分電盤
  • 一次線(キャプタイヤケーブル)
  • トランス

なお、レントでは補償サービスも充実しているので、万が一、発電機のレンタル中に事故が発生しても自社で負担する金額を軽減できます。発電機のレンタルを検討している場合は、以下よりお気軽にご相談ください。

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レンタルにおすすめの「小型」の発電機2選

レンタルにおすすめの小型の発電機は以下の2つです。

  1. 小型発電機
  2. インバータ発電機

順番に紹介します。

1.小型発電機

小型発電機

項目 詳細
周波数(Hz) 50、60
定格出力(kVA) 2.0~6.0
寸法(mm)
※ 長さ×幅×高さ
560×400×460、
910×527×740 など
重量(kg) 41~178

小型発電機は、照明器具のような小型機械の電源として利用できます。キャスター付きのタイプがあるので、現場内での移動がスムーズです。

さらに、夜間作業や住宅地近くでの作業に最適な防音型もラインナップされていますので、騒音を抑えつつ必要な電力の確保が可能です。

小型発電機の詳細を見る

2.インバータ発電機

インバータ発電機

項目 詳細
定格出力(kVA) 0.9~5
寸法(mm)
※ 長さ×幅×高さ
450×240×380、
848×700×721 など
重量(kg) 47~118.1

インバータ発電機は、高品質な電力を安定的に供給する発電機です。電圧の変動が少ないため、パソコンなどの精密機器も安心して使用できます。

蛍光灯の電源として使用した場合も、ほとんどチラツキが発生しません。バリエーションとしては、騒音対策ができる防音タイプに加えて、重機と燃料を共用できるディーゼルタイプも用意されています。

インバータ発電機の詳細を見る

レンタルにおすすめの「中・大型」の発電機3選

中型と大型のうち、レンタルにおすすめの発電機は以下の3つです。

  1. 10kVA発電機
  2. 発電機(オイルフェンス一体型)
  3. マルチ発電機(オイルフェンス一体型)

1つずつ見ていきましょう。

1.10kVA発電機

10kVA発電機

項目 詳細
周波数(Hz) 50、60
三相4線出力(kVA) 10.5、11.4
単相3線出力(kVA) 6、6.6
寸法(mm)
※ 長さ×幅×高さ
1,390×650×1,160
重量(kg) 585

10kVA発電機は、切り替え不要で三相と単相3線を同時に出力します。そのため、以下のような現場でも1台で電源をまかなえます。

  • 三相機器電源:建設工事の現場で利用
  • 単相機器電源:建設工事の現場にある仮設事務所で利用

発電機の出力が10kW未満なので、保安規定の届出や主任技術者選任の届出は不要です。三相と単相3線を同時に利用したい場合や、届出などの手続きを省きたい場合は、以下より詳細をご覧ください。

マルチ発電機(オイルフェンス一体型:10kVA発電機など)の詳細を見る

2.発電機(オイルフェンス一体型)

発電機(オイルフェンス一体型)

項目 詳細
周波数(Hz) 50、60
三相4線出力(kVA) 10.5~300
単相3線出力(kVA) 6.1~57.7
寸法(mm)
※ 長さ×幅×高さ
1,390×650×1,160、
4,000×1,470×1,850 など
重量(kg) 565~4,900

オイルフェンス一体型の発電機は、その名のとおりオイルフェンスが付いているタイプです。オイル漏れの心配がないので、環境に配慮しながら安全性も高められます。

警告表示装置も搭載されており、オイルフェンスの半分以上の水や油が溜まった場合は、センサーが作動してパネル上に警報があらわれます。また、大容量の燃料タンクを搭載しているので、連続した長い時間でも使用することが可能です。

河川近くで作業するときや、長時間にわたって電源を確保したいときなどに便利な発電機ですので、以下より詳細をご覧ください。

発電機(オイルフェンス一体型)の詳細を見る

3.マルチ発電機(オイルフェンス一体型)

マルチ発電機(オイルフェンス一体型)

項目 詳細
周波数(Hz) 50、60
三相4線出力(kVA) 50、60
単相3線出力(kVA) 30、36
寸法(mm)
※ 長さ×幅×高さ
2,080×1,000×1,490
重量(kg) 1,310

オイルフェンス一体型のマルチ発電機は、単相と三相を同時に出力できます。単相と三相では以下のとおり使い道が異なり、1台でさまざまな機器への電力供給が可能です。

  • 単相:電灯用(照明、エアコンなど)
  • 三相:動力用(水中ポンプ、ベルトコンベアなど)

また、出力が10kW未満のタイプを選べば、保安規定の届出や主任技術者選任の届出などの手続きは必要ありません。より迅速に発電機を導入できるのでおすすめです。

マルチ発電機(オイルフェンス一体型)の詳細を見る

利用シーンに適した発電機をレンタルしよう

発電機をレンタルすると、必要なときだけ用途に合った機器を用意できます。小型と中・大型で選び方が異なるため、用途を明確にしてから選びましょう。

レンタル会社を選ぶときは、発電機の種類の豊富さやオイルガードなどの周辺機器、補償サービスの有無もチェックしておくと安心です。利用シーンに合わせて、最適な発電機をレンタルしましょう。

なお、発電機をレンタルするなら産業・建設機械などのレンタル会社「レント」がおすすめです。発電機のラインナップが豊富で、周辺機器や補償サービスも充実していますので、以下からお気軽にお問い合わせください。

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