エアコンプレッサーの代表的な使い方8選|使用手順や注意点もまとめて紹介

空気を圧縮するエアコンプレッサーは、工事現場や建設現場、工場、DIYなど、さまざまなシーンで用いられています。

本記事では、エアコンプレッサーのなかでも小型の「レシプロ式」について、代表的な活用シーンや使用手順などをまとめました。おすすめ商品も紹介していますので、「用途に適した機械を選びたい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、さまざまなエアコンプレッサーを用意しています。周辺機器もまとめてレンタルできますので、以下からお気軽に見積もりを依頼ください。

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エアコンプレッサーの代表的な使い方8選

エアコンプレッサーは、圧縮空気(エア)を原動力とする「エアツール」を取り付けて、以下のように活用されます。

エアコンプレッサーの代表的な使い方8選

No. 使い方 エアツール例
1 ビス打ち エアータッカーやネイラ(エア釘打機)
2 穴開け エアドリルエアチッパー
3 ネジ締め エアスクリュードライバー
4 タイヤの空気入れ エアゲージ
5 ボルト交換 エアインパクトレンチ
6 屋根や壁などの塗装 エアブラシやスプレーガン
7 ホコリの吹き飛ばし エアダスターやダストガン、除電器
8 乾燥作業 エアダスターやダストガン

なお、ネイラは「エア釘打機」エアスクリュードライバー「ネジ回し」などといったように、各エアツールの名称は業界などによって異なることがあります。

エアツールが用いられるのは、大きなパワーが必要なシーンです。また、ツールにバッテリーを内蔵しないぶん軽量なうえ、モーターが熱を持ちにくく、連続作業が必要なときにも活用されます。

一方で、エアツールのパフォーマンス力は、源動力であるエアコンプレッサーの影響を受けます。そのため、エアツールの性能を発揮するためには、十分なエアを確保できるよう、用途に適したコンプレッサー選びが重要です。

エアコンプレッサーとは

エアコンプレッサーとは

エアコンプレッサーとは、大気中の空気をピストンやスクリューなどで機械的に圧縮し、高圧の圧縮空気を生成する動力機械です。動力原でわけると、エンジンで駆動する「エンジンコンプレッサー」と、モーターで駆動する「モーターコンプレッサー」の2種類があります。

レシプロ式の基本的な構造は、以下のとおりです。

名称 機能
注油口キャップ 潤滑油を給油するときに使用する口の栓
吸込口 内蔵フィルターによって、吸い込む空気をろ過する
安全弁 空気タンク内の圧力が異常に上昇するのを防止する装置
圧力計 タンク内の圧力を表示
止め弁 圧縮した空気をタンク内から抜くときに使用
油量計 潤滑油の量を表示
オイル抜き 潤滑油を抜くときに使用
運転スイッチ コンプレッサーの電源を手動でON/OFFする
圧力開閉器 タンク内の圧力を感知し、設定した圧力でコンプレッサーを使用
空気タンク 圧縮した空気を貯めるタンク
ドレンバルブ タンク内のドレンを排出するときに使用

メーカーによって各パーツの名称が異なりますが、基本的には上記のように構成されています。

エアコンプレッサーの種類

エアコンプレッサーにはさまざまな種類があり、空気を圧縮する仕組みで分類すると以下の3つがあります。

種類 仕組み 概要
レシプロ式
  • ピストンを往復運動させて容積を変化させる
  • 振動が大きい
  • メンテナンスが簡単
  • オイルフリーと給油式がある
スクロール式
  • 渦巻状のロータ2枚を組み合わせ空間の容積を変化させる
  • 静音性が高い
  • 長時間の運転は不向き
スクリュー式
  • 2本のスクリューローターのネジ溝にできる容積を変化させる
  • 中型クラスで圧縮効率が最も良い
  • オイルフリーと給油式がある

※表は横にスクロールできます。

レシプロ式やスクリュー式は、空気を圧縮する方法によって、さらに以下の2種類にわけることが可能です。

  • オイルフリー式:エアにオイルが含まれない
  • 給油式:エアにオイルが含まれる

エアの品質がそれぞれで異なり、オイルフリー式は食品を扱うような現場や医療現場など、給油式は建設現場や工事現場などで使用する際に用いられます。以上から、エアコンプレッサーは現場や製品に応じて適切なものを選ぶことが重要です。

エアコンプレッサーの周辺機器

エアコンプレッサーを使用する場合、一度に必要なエア量や用途などに合わせて以下のような周辺機器が併用されます。

周辺機器 特徴
レシーバータンク

圧縮した空気を一時的に貯蔵する
エアドライヤ

圧縮空気の水分を除去する
フィルター
圧縮空気中の油・水・異物などの不純物を除去する
減圧弁
圧縮空気を、用途に適した圧力に調整する

例えばレシーバータンクは、エアコンプレッサーで作り出した圧縮空気を一時的に貯めておく機器です。必要に応じて空気を供給できるため、一度に大量のエアを使う場合や、連続して作業をする場合でも安定して作業を進められます。

またフィルターは、油・水や異物などといった不純物を除去したり、臭いを吸着させたりして、高品質のエアを確保するために必要なパーツです。このように、エアコンプレッサーの周辺機器は、「効率的な作業」「エアの品質を向上」などを目的として重用されます。

エアコンプレッサーの使用手順

ここで、エアコンプレッサーの使用手順を解説します。前提として、コンプレッサを使う際は、使用する機械の取扱説明書を確認することが重要です。

そのうえで、一例として使い方を紹介します。

【エアコンプレッサーの使用手順の例】

  1. 本体に、ホースやエアツールなどを取り付ける
  2. 油量計で潤滑油量を確認し、不足している場合は補給する
  3. 本体の電源を入れて運転を開始する
  4. 圧力計を確認しながら、タンク内に空気が満タンになるまで待つ
  5. 圧力計の針が作動圧力に達したら、運転が停止する
  6. エアツールを使用する
  7. 圧力計の針が復帰圧力に降下したら、運転が再開される
  8. 作業終了後は、運転スイッチを切って空気タンク内の圧縮空気を完全に放出する

このように、本体や周辺機器を準備したら、エアをタンクいっぱいに貯めてエアツールに送るのが基本的な流れです。

なお、延長コードを使うと「電圧が下がりパワーが不足する」「動作不良を起こす」など、作業に支障をきたす恐れがあります。そのため、コードが届かない場合は、エアホースを伸ばして対応しましょう。

また、タンク内の空気が満タンになる前に使用すると、圧力が足りず出力が不十分になる可能性があるので、指定された圧力内で使用することも重要です。

エアコンプレッサーを使用する際の2つの注意点

エアコンプレッサーの使い方を誤ると、故障や事故の原因になる恐れがあるため注意が必要です。ここで、使用前に押さえておくべきポイントを2つお伝えします。

エアコンプレッサーを使用する際の2つの注意点

では、それぞれ解説します。

1.使用後はタンク内の水分を抜く

エアコンプレッサーを使用した後は、タンク内に溜まった水分を抜くのを忘れないようにしましょう。空気を圧縮すると、空気中に含まれる水蒸気が水(ドレン)に戻り貯まります。

ドレンを放置すると、タンク内が腐食したり、エアツールが故障したりする恐れがあります。特に冬場は、ドレンの凍結によって圧力低下やモーター・配管などの破損にもつながるため、使用後は必ず抜いておきましょう。

2.定期的にメンテナンスをおこなう

定期的にメンテナンスをおこなうことも、安全に使用するうえで欠かせないポイントです。エアコンプレッサーは、期間(もしくは、運転時間)ごとに点検すべき項目が決められています。

【定期点検の項目例】

  • 異常振動・異常音がないか?
  • 潤滑油が不足していないか?
  • ボルト・ナット・ネジ類に緩みがないか?
  • 圧力計・圧力開閉器など制御機器の作動に異常がないか?
  • ベルトに傷や亀裂がないか? など

項目は取扱説明書などに記載されているので、毎日の点検に加えに加え、定期的に決められた項目を点検しましょう。

なお、労働安全衛生法第八十八条により、毎年1回以上の自主点検が義務付けられていることも忘れてはなりません。

【労働安全衛生法にもとづく点検項目】

  1. タンク本体の損傷がないか?
  2. フタの締め付けボルトの摩耗がないか?
  3. 管および弁(ボールバルブ・安全弁など)に損傷がないか?

※点検結果は、記録し3年間保管しておく

コンプレッサーの破損や重大な事故につながるリスクを減らすためにも、法令を遵守し、点検を怠らないよう注意してください。

エアコンプレッサーを選ぶ3つの基準

用途に適したエアコンプレッサーを選ぶには、押さえておくべきことが以下の3つあります。

エアコンプレッサーを選ぶ3つの基準

では、それぞれについて説明します。

1.必要な吐出し空気量を確保できる

1つ目の基準は、作業に必要な「吐出し空気量(=1分間にタンク内に溜められる空気量)」を確保できることです。吐出し空気量が多いと短時間でタンクに空気が溜まるので、作業をスムーズに進められます。

吐出し空気量は、エアコンプレッサーの馬力に比例して増加するため、出力(kW)も確認しておきましょう。

ただし、タンク容量が大きければそれに応じた電力が必要です。できるだけ電力の無駄が発生しないよう、作業に必要な吐き出し空気量の合計に適したタンク容量を選ぶようにしましょう。

2.エアの品質が用途に適している

エアの品質が用途に適しているものを選ぶことも、確認すべき基準の1つです。エアの品質は、仕上がりや製品などの品質に影響を与えるためです。

例えば、建設現場での釘打ちや穴あけ作業などは、エアにオイルが含まれていても仕上がりに影響が出にくいので、給油式が用いられます。一方で、クリーンな環境が求められる医療現場では、できるだけ高品質のエアを用意するためオイルフリー式が選ばれます。

また、より高品質なエアを求められる現場では、フィルターやエアドライヤを併用するなどして、用途に適したエアの品質を確保できるようにしましょう。

3.騒音値が設置場所に適している

3つ目に、騒音値が設置場所に適していることも確認しておく必要があります。コンプレッサーの稼働音が、騒音規制法や自治体の条例などに反する可能性があるからです。

騒音規制法では、コンプレッサーにかかわる規制が「工場・事業場」「建設作業」それぞれで以下のとおり定められています。

▼工場・事業場の規制概要

  • 指定地域内において特定施設を設置する工場・事業場(特定工場等)を規制対象とする

出典:環境省

▼建設作業の規制概要

  • 指定地域内において建設工事でおこなわれる作業のうち、特定建設作業を規制対象とする

出典:環境省

具体的な指定地域や規制基準などについては、市、特別区または都道府県に確認が必要です。法律に反しないためにも、ルールを確認し現場や設置場所に適した騒音値のコンプレッサーを選ぶようにしましょう。

なお、生産工場などで設置される「モーターコンプレッサー」の選び方については、以下の記事で詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。

>>モーターコンプレッサのレンタルで失敗しない選び方のポイントを解説

エアコンプレッサーを使用するならレンタルがおすすめ

エアコンプレッサーを使用するなら、レンタルがおすすめです。コンプレッサーは小型であっても高額なため、用途にあわせて購入すると初期コストが膨らんでしまいます。

さらに、保管場所の確保やメンテナンスが必要なので、維持するためのコストを確保しておく必要があります。

一方でレンタルなら、レンタル費用だけで用途に適したコンプレッサーの用意が可能です。さらに、定期的なメンテナンスはレンタル会社がおこなうため、整備されたものを安心して使えます。

産業・建設機械のレンタル会社「レント」では、オイルフリーや給油式など、豊富なラインナップを取りそろえています。「最低限のコストで、用途に合うコンプレッサーを用意したい」「受注する案件の幅を広げたい」とお考えの方は、以下よりお気軽に見積もりを依頼ください。

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レンタルにおすすめのコンプレッサ3選

ここからは、レンタルにおすすめのコンプレッサを紹介します。

では、1つずつ見ていきましょう。

1.オイルフリーコンプレッサ(レシプロ/タンク型)

レンタルにおすすめのコンプレッサ3選-1

※商品画像は代表機種のものです。

概要 詳細
吐出し空気量(m3/min)
  • 75〜1,280
出力(kW)
  • 0.75〜11
制御圧力(MPa)
  • 0.70~0.85
  • 0.78~0.93
  • 0.8  など
空気タンク容量(L)
  • 30~260
全幅×奥行×全高(mm)
  • 560×326×608〜1,833×665×1,146
機体質量(kg)
  • 37〜359
騒音値(dB(A))
  • 62〜82

※掲載は代表機種であり、納品される機械とは異なる場合がございます。

オイルフリーコンプレッサ(レシプロ/タンク型)は、空気を圧縮する過程でオイルを使用しないタイプです。エアの品質を損なわないため、食品や塗装、医療機器などに使用する際でも安心して作業をおこなえます。

オイルフリーコンプレッサ(レシプロ/タンク型)の詳細を見る

2.給油式コンプレッサ(レシプロ/タンク型)

レンタルにおすすめのコンプレッサ3選-2

※商品画像は代表機種のものです。

概要 詳細
吐出し空気量(m3/min)
  • 390~1,125
出力(kW)
  • 3.7~11
制御圧力(MPa)
  • 0.8~1.0
  • 1.15~1.4
空気タンク容量(L)
  • 180~220
全幅×奥行×全高(mm)
  • 1,500×550×1,080〜1,684×650×1,097
機体質量(kg)
  • 165〜299
騒音値(dB(A))
  • 71〜77

※掲載は代表機種であり、納品される機械とは異なる場合がございます。

給油式コンプレッサ(レシプロ/タンク型)は、工場のようにオイルミストが発生しても品質に問題ない製品を扱う現場での使用がおすすめです。高圧用を使えばタンク内に貯めておける空気量が増えるため、連続作業時間が増え、効率も上がります。

給油式コンプレッサ(レシプロ/タンク型)の詳細を見る

3.レシプロコンプレッサ(コンパクトタイプ)

レンタルにおすすめのコンプレッサ3選-3

型式(商品コード) AC2211
(223480)
AC220N
(223510)
EC1445H3 CTN
(293790)
周波数 (Hz)
  • 50
  • 60
  • 50/60
取り出し可能圧力(Mpa[kgf/cm2]) 一般圧
  • 最高 0.88[9]
  • 0~約0.8 [0~約8.2]
高圧
  • 0~約2.5 [0~約25.5]
吐出し空気量(L/min[MPa]) 一般圧
  • 95[0.7]
  • 95[0.7]
高圧
  • 80[2.3]
空気取出口 一般圧
  • 2
  • カプラ(メス)×2
高圧
  • 高圧カプラ(メス)×2
空気タンク容量(L)
  • 11
  • 12
外形寸法:幅×奥行×高(mm)
  • 547×326×344
  • 328×615×337
質量(kg)
  • 22
  • 15.8
騒音値(dB(A))
  • 61
  • 59

(パワーモード)

※表は横にスクロールできます。

※掲載は代表機種であり、納品される機械とは異なる場合がございます。

移動しながら作業を進めたいときは、軽くて持ち運びしやすいためレシプロコンプレッサ(コンパクトタイプ)がおすすめです。低音設計なうえ、運転モードの切り替えがあるタイプであれば設定値の異なるエアツールを使えるので、より効率的に作業を進められます。

レシプロコンプレッサ(コンパクトタイプ)の詳細を見る

レンタルにおすすめのコンプレッサ周辺機器4選

続いて、コンプレッサと併用して使う周辺機器も紹介します。

順番に紹介します。

1.レシーバータンク

レシーバータンク

※商品画像は代表機種のものです。

概要 詳細
内容積(L)
  • 33~1,980
最高使用圧力(MPa)
  • 0.88~2.7
全高×全幅(mm)
  • 400×580
  • 2,948×1,293 など
機体質量(kg)
  • 18~900

レシーバータンクとは、圧縮した空気を一時的に貯蔵するためのタンクです。

タンクを内蔵していないコンプレッサを使用する場合や、大量のエアが急激に必要な場合などに使用すれば、発停頻度を減らしてエアを安定して供給できます。また、消費電力を抑え、部品の寿命を向上させる効果も期待できます。

レシーバータンクの詳細を見る

2.エアドライヤ

エアドライヤ

※商品画像は代表機種のものです。

概要 詳細
処理空気量(m3/mi)
(50/60Hz)
  • 0.32/0.37
  • 11/13
  • 34.1/40.5 など
入口空気温度範囲
/出口空気露点(度)
  • 2~50/圧力下10
  • 2~60/圧力下10
  • 5~60/圧力下10 など
使用流体/使用周囲
温度範囲(度)
  • 圧縮空気/2~40
  • 圧縮空気/2~48 など
使用圧力範囲
(ゲージ圧力)(MPa)
  • 0.2~0.98
  • 0.29~0.98 など
全高×奥行×全幅(mm)
  • 445×440×183
  • 1,950×1,700×1,400 など
質量(kg)
  • 14~567

圧縮空気の水分を除去する装置として、エアドライヤがあります。冷媒ガスを用いる「冷凍式」なので、周囲の温度が40度あるような夏場でも稼働可能です。

そのうえ、ステンレスシェルの熱交換器を採用しているので、圧縮空気やドレンにサビが混入せずクリーンなエアを確保できます。

エアドライヤの詳細を見る

3.各種フィルター

フィルターには、コンプレッサの圧縮空気に含まれる油分・水分・異物・オイルの臭いなどを除去し、品質を上げる働きがあります。

異物の種類や油分の量によってろ過度が変わるフィルターを複数組み合わせれば、より品質の高いエアの確保が可能です。

▼ラインフィルター

ラインフィルター

※画像は代表製品のものです。

概要 詳細
処理空気量 (m3/min)
  • 1.2~77.8
使用圧力範囲 (MPa)
  • 0.05~0.98
  • 0.05~1.57 など
ろ過度 (μm)
  • 0.3
  • 1
配管接続口径
  • Rc1 1/2
  • Rc2
  • 21/2B・65A など

ラインフィルターは、フィルターのなかでも1μ以上の油や水、異物などの固形物の除去に優れています。新開発のエレメント採用により従来の2倍の耐水性があるため、フィルター表面で水をはじき、圧縮空気の品質低下を防ぎます。

ラインフィルターの詳細を見る

▼ミストフィルター

概要 詳細
処理空気量 (m3/min)
  • 1.2~77.8
使用圧力範囲 (MPa)
  • 0.05~0.98
  • 0.1~1.0
  • 0.05~1.57 など
ろ過度 (μm)
  • 0.01μm/0.01wtppm
  • 0.3μm
配管接続口径Rc1
  • Rc1 1/2
  • Rc2
  • Rc3/4
  • 21/2B・65A など

ラインフィルターよりも小さなオイルミスト(0.01μm以上)を除去したいときには、ミストフィルターが有効です。通常圧損値を0.02MPaに低減したことでエアツールから出る空気の勢いを弱めず、省エネ効果も期待できます。

ミストフィルターの詳細を見る

▼活性炭フィルター

概要 詳細
処理空気量 (m3/min)
  • 1.2〜32.0
使用圧力範囲 (MPa)
  • 0.05~1.57
  • 0.05~0.98
出口油分濃度(wtppm)
  • 0.003
配管接続口径
  • Rc1 1/2
  • Rc2 など

活性炭フィルターは、空気中のオイルの臭いを吸着除去します。ラインフィルターやミストフィルターと組み合わせれば、圧縮空気中のオイルミストの濃度を抑えられるため、より高品質なエアで作業をおこなうことが可能です。

活性炭フィルターの詳細を見る

▼高性能ドライフィルター

高性能ドライフィルター

概要 詳細
使用圧力範囲 (MPa)
  • 0.3~0.97
最大流量 l/min(ANR) 0.7MPa時
  • 6,000
固形粒子除去 (μm)
  • 5
接続口径 (Rc)
  • 1 1/4

より高品質なエアを確保したいのであれば、高性能ドライフィルターがおすすめです。第1エレメント・第2エレメントそれぞれで水滴・油滴を除去するので、「水滴ゼロ」「油滴99%除去」といった高品質なエアを作ります。

梅雨時期や外気との温度差が大きい時期でも、エア品質が安定するだけでなく、エアツールの故障トラブルの防止も期待できます。

高性能ドライフィルターの詳細を見る

 

4.減圧弁

減圧弁

※画像は代表製品のものです。

概要 詳細
空気流量(m3)
  • 0.3~17
空気消費量(L/min)
  • 5
    ※型式AR825-12Gの場合
1次側最高圧力
MPa(kgf/cm2)
  • 0.97(9.9)
  • 1.0(-)
  • 2.06(21)
2次側圧力調節範囲
MPa(kgf/cm2)
  • 0.04~0.83(0.4~8.5)
  • 0.05~0.9(-)
  • 0.3~0.7(-) など
使用温度(流体温度) (度)
  • -5~60(凍結なきこと)~最高 90

減圧弁は、エアコンプレッサのタンク内で圧縮された空気を、適正数値まで減圧・調整したいときに用いられる機器です。設定圧力の5%を超えると自動的に圧力調整してくれるセルフリリーフ式で、本体に圧力計を内蔵したコンパクトタイプもあります。

減圧弁の詳細を見る

エアコンプレッサーの使い方をマスターしよう

エアコンプレッサーは、圧縮空気を動力源としてビス打ちや穴あけ、塗装などをおこなう際に必要な機械です。エアツールなどと組み合わせれば、建築現場から医療現場まで幅広く使用できます。

作業効率の向上し高品質の製品に仕上げるためにも、用途に合った機種を選ぶようにしましょう。

なお、産業・建設機械のレンタル会社「レント」なら、オイルフリーや給油式のコンプレッサーなど豊富な在庫から、用途に適したエアコンプレッサーのレンタルが可能です。

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