風量は二段階調整が可能で、ノズル2本(弱)で65m³/min、4本(強)で80m³/min に達します。強の場合、φ300軸流ファンのおよそ1.3倍です(ダクト使用時)。
自然換気のできない管路など、閉鎖的空間へ調査や補修工事で入孔する際の換気に最適。
地上部からの送風により酸素欠乏症を防止し、安全な作業を実現します。

送風は、ストリーマ技術による導風効果を利用しています。
ストリーマ技術で、ノズルから吐き出される空気の勢いを利用して、地上部から大量の空気を引き込みます。
負圧の原理によって、人孔内にノズル風量の約10倍の風量を送り込むことができます。

※ 半径2m以内の範囲には、吸い込まれる恐れのある物を近づけないようご注意ください。

リング型形状で、マンホール入口や内部に空間を確保することができる機構です。
軸流ファン使用時と違い、ダクトの使用によりマンホールを塞がず送風可能なため、人や物の搬出入が自由におこなえます。
送風機が作業の妨げとならないため、作業性の向上および、緊急時の避難の迅速化が進み、より安全に作業をおこなえる環境を作ります。

軸流ファンでの送気と異なり、事前換気と作業時の換気の間にダクトの取り外しが必要なく、連続送気に対応しています。
送気を常におこなえるため、送風停止による酸素濃度低下の危険を防止します。

電源は100V仕様で、消費電力は約320Wです。
φ300軸流ファンの消費電力は約600Wなので、そのおよそ半分となります。
風量を確保して消費電力を抑え、発電機の低燃費を実現しています。

マンホール内でおこなう、電気、通信、上下水道などの工事にご利用いただけます。
屋内、屋外問わず使用可能です。

仕様表

構成図