回転角レンチ(トルシャット)

締め付け角度設定ダイヤル

溶融亜鉛めっき高力ボルト専用電動ナット回転角レンチです。

溶融亜鉛めっき高力ボルト専用の電動ナット回転角レンチです。「ねじの締付け通則」JIS B 1083の6.3による回転角法締め付けに適しています。
本機は、所定のトルクで一次締めをおこなったナットに対してご使用ください。

締め付け角度自動制御

締め付け角度設定ダイヤル
TN-20E-1〜TN-30E-1

締め付け角度設定ダイヤル
TN-12E-1T

内蔵型制御器の「締付角度設定ダイヤル」にて、締め付け角度を設定するだけで、レンチを自動制御します。
反力を受けるまでの空転角度は計測せずに、ナットの回転角だけを確実に計測することで、精度の高い回転角法締め付けを実現します。

※ 締め付け角度設定範囲。
TN-12E-1T:30〜240度、TN-20E-1〜TN-30E-1:90〜240度

専用レバーソケット

反力受けがレンチ本体に固定されていないので、ソケット部をナットに挿入する時にレンチ本体を廻さなくても挿入できます。
反力受けが部材に当たるまでレンチ本体が共廻りすることはありません。作業性、操作性がよく、作業時間が短縮されます。
※TN-12-1Tは、インパクトソケットおよび反力レバーを使用します。

内蔵型制御器

小型軽量のうえ制御器が本体に内蔵されているため、安心してコード線を引きまわせます。

出力機構

TONEシャーレンチシリーズでも採用している出力機構により、連続作業もタフにこなします。

仕様表

商品コード 235928 235930 235931 235940 235941 235942 235943 235945
商品名 回転角
レンチ/
M12-1
回転角
レンチ/
M16・20-1
回転角
レンチ/
M16・20-2
回転角
レンチ/
M20・22-1
回転角
レンチ/
M20・22-2
回転角
レンチ/
M22・24-1
回転角
レンチ/
M22・24-2
回転角
レンチ/
M30-1
メーカー TONE(前田金属工業)
メーカー名称 トルシャット
型式 TN-12E-1T TN-20E-1 TN-20E-2 TN-22E-1 TN-22E-2 TN-24E-1 TN-24E-2 TN-30E-1
適用ボルト
サイズ
M12
M16
M20
M22
M24
M27
M30
締め付け角度設定範囲 30〜240度 90〜240度
無負荷回転数
(min-1[rpm])
24 22 17 15 6
電圧 (V) 100 100 200 100 200 100 200 100
電流値 (A) 3.6 13.5 6.5 13.5 6.5 13.5 6.5 15.0
最大消費電力 (W) 1,100 1,300
定格消費電力 (W) 350(30分)
質量 (kg) 3.3 5.1 5.6 6.1 8.0
最大トルク (N・m) 200 540 735 850 1960
角ドライブ (mm) 12.7

ナット回転角法について

しかし、このトルク法には

トルク法は、ナットに加えるトルクが、トルク係数値をパラメータとして、ボルトに導入される軸力とほぼ比例関係にあることに基づいて、目標とする軸力をボルトに導入する締め付け方法であります。

しかし、このトルク法には

トルク法の、このような欠点を解消する締め付け方法にナット回転角法があります。
ナット回転角法は、「ねじの締付け通則」JIS B 1083の6.3に示されているねじの締め付け方法の1つで、日本国内および欧米で広く一般に採用されている作業性に優れた締め付け方法です。

ナット回転角法とは

ナットを締め付けることによって、ボルトに一定の伸びを与え、それによりボルト軸力を推定しようという考えに基づいており、ボルトとナットの相対回転角を指標とします。
ネジの基本的原理を利用した確実な締め付け方法だと言えます。

ボルト軸力とナット回転角の関係曲線

高力ボルトを締め付けるときの、ボルト軸力とナット回転角との一般的な関係は左図のようになります。
すなわち、関係曲線の立ち上がり初期においては、接合部材のナジミなどのために曲線になりますが、その後のボルト弾性域では直線関係を示します。
さらに、ナットを回転すればボルトは塑性域状態となり、ナット回転角量の増加がボルト軸力にあまり影響しなくなります。
これがナット回転角法の最大の特長であります。

ナット回転角法の特長は

締め付け作業が簡単です

  1. 所定のトルクで一次締め後、ナットに一定の回転角度を与えるだけで所定のボルト軸力が導入されます。
  2. 締め付け後のトルクチェックを省略できます。

特に塑性域締め付けにおいて、

  1. 変動しやすい「トルク係数値」の影響を受けにくいため、締め付けは厳格な管理が不要です。
  2. 高い軸力が得られますので、接合部の疲労寿命の向上、すべり抵抗の向上などが望めます。

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